教授挨拶

ご挨拶

2011年4月

宮崎大学医学部 生殖発達医学講座 産科婦人科学分野は初代の森憲正教授(名誉教授)、第2代目の池ノ上 克教授(名誉教授)に引き続き、第3代目として2011年に鮫島 浩が就任しました。

当大学は昭和50年(1975年)に宮崎医科大学として開講し、平成15年10月(2003年)には旧宮崎大学と合併して国立大学法人宮崎大学として生 まれ変わり、「世界を視野に地域から始めよう」というスローガンを実践すべく、教室員一同、日々診療、教育、研究に励んでいます。

当教室の特徴は、第一に、周産期医療に関するもので、世界とトップレベルにあります。池ノ上教授が20年間にわたり作り上げたもので、人材育成、1次 -2次-3次施設の役割分担と搬送体制、宮崎県全体を対象としたpopulation-based study、peer-review conferenceとしての周産期症例検討会の設立と維持、周産期医療教育体制、等々が構築され、その中で医局員全体で地域の先生方と密接な協力体制を築いており、現在でも更なる改善を期し、発展中の体制です。周産期医療における宮崎県の最後の砦として、地域医療への貢献は大なるものがありますし、そこから、数多くの臨床研究、基礎的研究が発表されています。

第二は婦人科腫瘍に関するものです。現在、婦人科腫瘍専門医2人が中心となって、宮崎県の婦人科がん診療拠点病院として活動しています。高度な手術を要 する症例や、化学療法、放射線療法を要する症例が多く、婦人科腫瘍研修施設としての認定も受けています。このように、婦人科腫瘍学や婦人科手術学にも積極的に取り組んでいます。

第三は教育体制です。若手医師や研究者の育成は、教室の最重要課題として取り組んでいます。診療はグループ体制で、准教授や講師をヘッドとして、病棟医長、産科、婦人科、新生児科にそれぞれのチームリーダーがいます。それぞれのチームには、10-15年前後の指導医師、5-10年の医師、後期研修医、初期研修医、クリクラ学生、ポリクリ学生がおり、毎日のdiscussionの中で臨床指導、臨床教育が行われています。第一段階の産婦人科専門医に引き続 き、第二段階の専門医である周産期医学、婦人科腫瘍学、産婦人科内分泌学などの取得を積極的に進めています。

研究面ではヤギ及びラットを用いた周産期脳障害の発生メカニズムとその予防及び治療に関する動物実験を行い、多くの論文を発表しています。前述のよう に、宮崎県内全域を網羅した周産期医療ネットワークを構築し、県全域をベースにした周産期臨床研究(population-based study)も国際的に発信しています。海外の関連研修施設も4カ国10施設にも及び、積極的に若手研究者の頭脳循環に取り組んでいます。

これからも地域医療を重んじ、日夜研鑽を積みつつ、診療面でも研究面でも世界で通用する産婦人科医の育成を目指します。さらに発展させたいという熱意のある方、産婦人科に興味のある方、女性医学に関心のある方、是非、一緒に頑張りましょう。

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