教授からのメッセージ

宮崎大学医学部産科婦人科学講座は初代の森憲正教授(名誉教授)が着任されてから今年で開講30年目を迎えました。当大学は昭和50年(1975年)に宮崎医科大学として開講しましたが、この間、平成15年10月には旧宮崎大学と合併し、国立大学法人宮崎大学として生まれ変わりました。「世界を視野に地域から始めよう」という新生宮崎大学のスローガンを実践すべく、現在57名となった教室員一同で、日々診療及び研究に励んでいます。

この30年で当教室の診療活動は県内外の多くの施設に広がりました。県内では県立延岡病院産婦人科及び周産期センター、県立日南病院産婦人科、串間市民病院、宮崎市郡医師会病院、古賀総合病院、宮崎善仁会病院、市民の森病院、愛善会日南病院に教室員を派遣しています。また県外施設には、鹿児島市立病院、千葉県社会保険船橋病院周産期センターに教室員を派遣しています。これらの施設及び医師会の先生方との診療連携の賜物が平成16年度の『全国最小の周産期死亡率』につながったものと思います。今後も地域社会へより良い医療を提供できるように努力する所存です。また婦人科癌に対する診療体制の充実を計るべく宮崎県婦人科癌ネットワークの構築と人材育成にも着手しています。研究面ではヤギ及びラットを用いた周産期脳障害の発生メカニズムとその予防及び治療に関する動物実験を行い、多くの論文を発表 しています。更に周産期医療の第3次施設として宮崎大学医学部付属病院総合周産期母子医療センターが平成10年4月に開設されましたが、その後、宮崎県内全域を網羅した周産期医療ネットワークを構築し、県全域をベースにした周産期臨床研究をも全国に発信できるようになりました。すでに厚生労働省の周産期医療システム構築に関する研究班で、宮崎県で集積した研究論文が引用されています。今後も周産期医療全国一の成績に基づく研究を数多く発信できるように頑張る所存です。

宮崎大学医学部産婦人科は今後も地域医療を重んじ研鑽を積みつつ診療及び研究面でも世界で通用する産婦人科医の育成を目指します。関連研修施設は海外でも4カ国10施設にも及びます。熱意のある方の入局をお待ちしています。

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