概要
東北大学加齢医学研究所の本橋ほづみ教授が代表を務める学術変革領域研究(A)が採択され、2021年10月からプロジェクトが始動しました。
本学医学部 蛋白質機能学分野/フロンティア科学総合研究センター 分子形態・機能解析分野の和田啓准教授は、計画班代表として、「タンパク質構造生物化学に立脚した超硫黄分子の可視化」という課題で参画します。
この研究種目は、宮崎大学では和田准教授が初の採択となります。
予算
文部科学省 科学研究費助成事業 学術変革領域研究(A)
(2021年10月~2026年3月)
期待される成果
本領域では、これまで看過されてきた超硫黄の化学的・物理的な特性を理解し、その生物学的機能を解明することにより、全く新規の硫黄生命科学を確立し、物理学・化学・生物学地学・情報科学・数学などの幅広い異分野融合と革新的学術領域の創成を目指します。
ごく最近、細胞内には存在しないと信じられていた「超硫黄分子」が次々と発見されました。これまで様々な病気の原因となる一連の悪玉物質として「活性酸素」が知られていました。この活性酸素と思われていた物質の多くは、実は「超硫黄分子」が真犯人だった可能性が浮かび上がってきました。和田准教授たちの研究が、新しい学問の分野、新しい生命科学の創出となることが期待されています。
参考URL: https://supersulfide-proj.com/