イベント
医療機器解体シヨーを開催しました
2022年12月8日
宮崎大学医学部附属病院にて、「第1回医療機器解体シヨー」を開催しました。リバース・エンジニアリングと呼ぶそうですが、メカに弱い私には一体どんな会になるやら不安で臨みました。
今回、用意した医療機器は超音波診断装置です。私は超音波専門医でありますので、病院で廃棄処分扱いとなり保管していたものを利用しました。今回の参加者の主体は企業の方々で、マイ工具を持参し、やる気満々です。
メディカルバレー推進アドバイザーの吉川典子先生の挨拶、私の心エコーのデモンストレーションが終わると、早速、解体作業が始まりました。暖房が要らないほど会場は熱気に溢れ、超音波器が解体されていくではありませんか。これまで、教科書でしか見たことのない、探触子(プローブ)の構造や本体の基盤をつぶさに観察することが出来ました。学びの多い1時間30分の解体作業でした。参加された方々も凡そ、満足されていたようでした。
このような企画を通して、一般の方々が宮崎大学をより身近な存在に思って頂けたら幸いです。
次回は、学生や超音波検査士の皆さんにも積極的に参加を促したいと思います。これは、とても勉強になります。
参加者の声
●設計思想が奥深く、ユーザーのフィードバックを取り入れていることに感動した。
●興味のある医療関係者や、興味のある若い技術者に強く参加を進めてほしい。
●海外製の製品で見たことのないものを見れたことや、取り扱いのある樹脂材等があり、医療機器メーカーへの売込みが可能なのか興味を持った。
●本機原理を支えている部分、電子パーツのかたまり、組立手順に思いを巡らせました。
●エコー検査の画像説明等、製品の機能等が解りました。
ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。
〇医療機器解体シヨーの開催について
http://www.med.miyazaki-u.ac.jp/home/dhmao/2022/11/15/542/