宮崎大学 医学部 内科学講座 神経呼吸内分泌代謝学分野(第3内科)

医局員ブログ

3万年のときを超えて

2014年04月21日

宮崎県には日本が誇る湿原があるのをご存知でしょうか?

3万年前の植生が保たれている国指定天然記念物川南湿原です。
名前は聞いていたのですが、開園は4月以降ということもあり、訪れたことはありませんでした。が、先日とうとう行きました。周囲の土地とは一線を画する植生に感動すると同時に、33,000平方メートルという狭さが長年続いていることに少し違和感を感じました。3万年前を訪れたような不思議な体験をすることができました。宮崎県立博物館では貴重な食虫植物の宝庫として紹介されておりましたが、季節のためか実物を確認することができませんでした。おそらく視野には入っていたものと思われますが・・・。

湿原を散歩した後は、フグ丼を食べに、都農神社の近く一之宮食堂に行きました。
以前食べたNANGOKUのフグ丼と味付けは似ておりましたが、一緒にでてきたカリカリ唐揚げとのハーモニーがとても気に入りました。ふぐの皮が入ったふぐ汁も最高でした。隣のテーブルの人が頼んだ焼きそば(500円)は、盛りがよく、こちらも美味しそうでした。

お腹を満たした後は、高鍋町の花守山に行きました。
高鍋大師周辺の山を、福島の花見山をモチーフとして、町全体で作り上げているところで、歩道が造成中であったりと、まだ完成はしていないようです。
しかしながら、ツツジがとてもきれいに咲いており、その他にはハナモモ、コデマリ、ボケ、高鍋町の固有種であるタカナベカイドウ、そして日本が誇る1000年桜である「三春の滝桜」の孫にあたるエドヒガンザクラも植生されておりました。既に観光名所の頭角を現しておりました。数年後も、千年後も、とても楽しみです。

写真は3万年続く湧水です。

神経グループ 望月仁志