宮崎大学 医学部 内科学講座 神経呼吸内分泌代謝学分野(第3内科)

医局員ブログ

「おいしい!」

2013年09月26日

先日の神経地方会の帰り、鹿児島で医局の先生と食べた黒豚しゃぶしゃぶのことです。
どうしてこんなにおいしいのか?それは一緒に食べた仲間が良いからでしょう。
今から28年前、神経内科の医師になりたくて宮大3内科に入局しました。
専門医を取得した後、子育てのため、慢性期の患者さんの多い病院に出向し、火曜日と金曜日の午後は大学病院に勉強に行く機会を与えられました。出向先ではリハビリテーションにも関わり、高次機能の勉強になったと思っています。少ないながらも学会発表や、論文を書く機会もありました。看護師さん(母親としての先輩)との雑談や明治生まれの患者さんの看取りにかかわったことも貴重な経験となっています。
下の子が小学校に上がると同時に一般病院に移りました。そこでも神経内科とリハビリテーションの両方に関わることにより、育児との両立ができるように配慮して頂きました。豊富な症例を経験することができました。
子供が思春期の難しい時期に入った時、親の介護も必要となり、常勤を続けられなくなりました。週3日の勤務を快く受け入れて下さった勤務先に感謝しています。
親の介護が一段落して、中里先生を始めとする医局の先生方と現在の勤務先の御厚意により、昨年から金曜日に大学病院でお手伝い件勉強をさせて頂く機会を与えられています。医局の雰囲気はとても明るく、先生方と話す機会ができ、楽しく好運な日々を送っています。ここまで来られたのは本当に回りの方々のおかげと感謝している毎日です。
さて「しゃぶしゃぶ」の話には続きがあります。皆と宮大病院に到着。他の3人は重症患者さんに呼ばれて病棟へと向かいました。厳しくもやりがいのある仕事場だなと感じながら私は家路に着きました。

第三内科神経グループ・古賀総合病院 稲津明美