129/SvJ
| 分類 | 近交系（inbred strain） |
| 名前 | 129/SvJ |
| 説明 | 129系統はL. C. Dunnによって１９２０年代終わりに愛玩用の毛色のマウスとチンチラ（Thrc-ch） 遺伝子をもつマウスとの交配から育成された．精巣の奇形種が多発する系統（Stevens 1973）など、多数の亜系統がある．最近では遺伝子ノックアウトを作成の胚性幹細胞（ES cell）を得るために使われている．しかし、この亜系統、129/SvJは他の系統との交雑による遺伝的な汚染があり、他の１２９系統とはことなること が報告されている（Threagill et al., 1997）．129系統はES cellを得るために広く使われている重要な系統であるため、亜系統の命名を全面的に改訂するよう提案されている（Festing et al., 1999）．それによるとこの亜系統は129X1/SvJという名前となる． 維持機関のデータベースへのリンク Jaxon Lab. / 国立遺伝学研究所 |
| 維持研究機関 | 国立遺伝学研究所系統生物研究センター哺乳動物遺伝研究室 |
| 参考文献 | 1. Stevens LC (1973) A new inbred subline (129-TerSV)[129/Sv-Ter] with a high incidence of spontaneous congenital testicular teratomas. J Nat Cancer Inst 50: 235-242. 2. Threadgill DW, Yee D, Matin A, Nadeau JH, Magnuson T (1997) Genealogy of the 129 inbred strains: 129/SvJ is a contaminated inbred strain. Mamm Genome 8: 390-393. 3. Festing MFW, Simpson EM, Davisson MT, Mobraaten LE (1999) Revised nomenclature for strain 129 mice. Mamm Genome 10: 837-838. |