ICR
| 分類 | クローズドコロニー（closed colony） |
| 名前 | ICR |
| 説明 | 多産で最もポピュラーなアルビノの系統． ICRという系統名は現在のCD-1の基礎となったHauschkaの集団に付けられた系統名Ha/ICR(Institute of Cancer Research, Philadelphia, USA)に由来している． ICRマウスは70年以上の歴史を持つスイスマウスの代名詞的存在であり、多くの国で種々の動物実験に使われている．1926年にCalara J. LynchはスイスのCoulonのマウス集団からメス７匹、オス２匹を持ってアメリカのRockefeller研究所へ移った．現存するスイスマウスの 祖先はこの９匹が基礎になっている．アメリカで良く使われ、Jaxon LaboratoryのSWRやSJL、Charles River社のCD-1、Eppley InstituteのEppley Swiss、National Institute of HealthのN.NIH(s)といった系統が新しく確立された．ICRはクローズドコロニーとして維持されているが、我が国で多数の近交系が育成されて おり、塩野義製薬の牧野ら（Makino et al., 1980,1985）によるヒトI型糖尿病の疾患モデルとして著明なNOD系統が育成されている（加藤、1989）． 毛色遺伝子；AA, BB, cc． |
| 維持研究機関 | |
| 参考文献 | 加藤秀樹, 1989．ICR マウス由来の疾患モデル系統．Medical Immunology, 17(3):353-361． Makino.S., K.Kunimoto, Y.Muraoka, |