脳神経内科の川上です。去る3月25日、福岡大学病院で開催された神経地方会に参加してきました。

当科からはスーパー研修医の河野 真菜先生が「皮疹がなくリウマチ性多発筋痛症(PMR)として治療されていた抗NXP-2抗体陽性皮膚筋炎の一例」を発表いたしました。

筋痛が主体で当初PMRとして診断され、ステロイドによる治療中に筋力低下がみられ、経過中に皮疹はありませんでしたがMRIおよび針筋電図を行ったことで筋疾患を捉えることができた症例で、治療可能な皮膚筋炎を見逃してはいけないというメッセージを河野先生が伝えて下さいました。CK上昇がない抗NXP-2抗体皮膚筋炎の報告は今までなく、地方会終了後にも先生方から質問があり、反響が大きかった大変貴重な症例だったと思います。

河野先生は完璧な症例理解からの考察をされていて、スライド作りには皆が舌を巻いていました。発表も堂々とされていた頼もしかったです。本当にお疲れ様でした!

また、地方会名物の地肴と地酒は、福岡が第二の故郷の中里先生に隠れ家的居酒屋に連れていって下さいました。宮崎人には肌寒い福岡でしたが、日本酒が体に沁み入る夜でした。

今年12月には宮崎にて地方会が開催されます。良い発表、良いおもてなしが出来るよう、今年度も頑張ってまいります!

 

福岡大学 坪井教授とパシャリ♪(写真のブログ掲載にあたり先生方のご許可をいただいております。)