2025年11月19日

2025年11月16日(日)宮崎大学教育学部附属中学校の実践活動においてみやざき健康キャラバン隊が「目指せ健康長寿日本一 きみの元気な未来のために」を開催しました。
昨年に引き続き附属中学校では2回目の学校キャラバンです。
附属中学校1年生の約142名の生徒の皆さんに、医学部と教育学部が連携し、健康と医療をテーマに講義と様々な測定や体験を実施しました。
まずは講義を行い、「心臓の話」「筋肉の話」「ベジ活の話」について宮崎大学の先生方がそれぞれお話しました。
キャラバン隊長の渡邉望先生の講義の中では現在キャラバン隊が力を入れている「あるこうや」も取り上げ、渡邉先生を筆頭に1年生全員と会場の皆さんで一緒に「あるこうや」ダンスを踊りました。

心臓の話
あるこうやダンス
筋肉の話
ベジ活の話

後半は生徒がそれぞれ半分ずつに分かれ「医療系コース」「健康・スポーツコース」のいずれかのコースを体験しました。
【医療系コース】では「超聴診器・心エコー」「手術道具体験」「画像診断体験」「救命救急体験」を実施。生徒の皆さんは普段見られない医療の機器や道具に興味津々の様子。
「超聴診器・心エコー」では、超音波を使って体の状態を見ることができる「心エコー」の映像を見ながら心臓について学び、聴診器と超聴診器を使って心臓の音を聴きます。
「手術道具体験」では、医師が実際に使用する針糸や練習用の縫合パッドを使用して傷の縫合を体験。
「画像診断体験」ではAIを使って病気の部位を探す技術や撮影した平面の画像から立体的な画像を再構築する技術を体験。パソコンとモニターを使って実際にマウスやタッチパネルで画面を操作して臓器や体の立体画像を見ながら講義を受けました。
「救命救急体験」のシミュレーション人形を使用しての「胸骨圧迫」の体験では人形と連動した機器で胸骨圧迫のテンポや深さを点数で見ることができます。止血帯を実際に腕や足に巻く体験では医学部の学生による丁寧な指導のもと取り組んでいました。救命救急士にドクターカーについて説明をし、座席に座って無線やサイレンを実際に鳴らす体験もしました。

心臓:心エコー
心臓:聴診器・超聴診器
手術道具体験
手術道具体験
画像診断体験
画像診断体験
救命救急体験:胸骨圧迫
救命救急体験:止血帯
救命救急体験:ドクターカー見学

【健康・スポーツコース】では「筋力・運動能力測定」「体組成測定」「ベジスコア測定」「AGE測定」を実施。教育学部の学生に教えてもらいながら、様々な機器を使って測定していきました。
「筋力・運動能力測定」では握力検査や、光った瞬間に素早く動く反応時間の測定、短い距離を全力疾走した時の瞬発力を測定するなど行いました。ランキングもあり、記録を塗り替える為がんばっている様子が見られました。
「体組成測定」は筋肉量や肥満などの数値を体成分から分析してスコア化できる装置「InBody」に乗って自分の体組成量を測ります。
「ベジスコア測定」では、専用の機器に指をのせ、皮膚のカロテノイド量を測定することで日々の野菜摂取量を数値で表します。日頃の食生活を振り返る機会になったと言っていた生徒もいました。
「AGE測定」は糖化(こげ)度:AGEs(老化物質)が体内にどれだけ蓄積されているかを、皮膚から測定します。また、野菜の重量当てコーナーでは手に持った野菜の重さを当クイズを行うなど、食に関する知識を深めることができました。

筋力・運動能力測定
筋力・運動能力測定:瞬発力テスト
筋力・運動能力測定:握力テスト
AGE(こげ度)測定
ベジスコア測定

今年もボリュームたっぷりの充実したブース内容で生徒の皆さんが生き生きと取り組んでいました。今回の実践活動が今後の進路を選択していくうえでプラスになればとても嬉しいです。
宮崎大学教育学部附属中学校の皆さん、ありがとうございました!