イベント
第3回ものづくりフェスタを開催しました
2025年10月18日、宮崎県企業局県電ホールで「第3回医農工連携プロジェクトものづくりフェスタ 2025」が開催されました。宮崎大学 理事 片岡先生のご挨拶にあった、「わいわいがやがや」と賑やかな交流となることを期待してスタートしました。会場では、県内7企業の出展、および体験コーナーを設けました。


午前中、宮崎大学工学部 田村先生からこれまでの3つのヘルスケア機器開発の経緯、顧客を意識した社会実装の重要性、宮崎地元の集合で成果物を出すことの意義について話して頂きました。
次に、同ヘルスケア研究部門 有村先生からは“生きがい(ikigai)”と“楽観性”は長寿と関連するというお話で、“The Blue Zones―世界の100歳人に学ぶ健康と長寿9つのルール”はぜひ読んでみたいと思います。ベジチェック、糖化度の測定結果はいかがでしたか? さっそく生活習慣を見直しましょう。
午後は㈱エル・エー・ビー 野下様と宮崎大学 甲斐先生によるトークディスカッションを行いました。第一回ものづくりフェスタでの出会いから会社設立に至るサクセス・ストーリーを分かりやすく説明して頂きました。企業の取り組みとして、「現場に立ち会うこと」、「医療者とは遠慮なく製造コストについてしっかり相談すること」、「意見を共有すること」、「お金を作ること(研究費を得ること)」が重要であることを話して頂きました。
また、AED講演・講習会はAEDを製作している会社様が快くお引き受け下さいました。子供から大人まで幅広い年齢層が参加し、胸骨圧迫とAEDの使用法を学びました。「パパが倒れたら僕に任せてね」 という参加者の子供の発言が非常に印象に残っていると、後日、同社の担当者から教えてもらいました。一般の方々へAEDの使い方や人命救助の大切さを分かって頂く機会を、医療機器・ヘルスケア機器の展示とともに行う意義を改めて痛感しました。




最後に、ポスターセッションでは宮崎大学工学部・医学部学生の交流の場を創出し、東九州メディカルバレー構想を知ってもらうきっかけになると良いと思います。これからの彼らの活躍が楽しみです。
