イベント

第2回東九州メディカルバレーものづくりフェスタ2023を開催しました


2023年9月22日 「第2回東九州メディカルバレーものづくり2023」が、宮崎市民プラザで開催されました。

今回は、宮崎大学 研究・産学地域連携推進機構主催の「第30回技術・研究発表交流会」の中で執り行われました。

医療・福祉機器の開発に取り組む県内6社((株)エル・エー・ビー、(株)サニー・シーリング、サンプラス(株)、(株)昭和、東郷メディキット(株)、吉玉精鍍(株))の展示がありました。また、吉川典子先生(東九州メディカルバレー構想 推進アドバイザー)と甲斐健吾先生(宮崎大学医学部附属病院 消化管・内分泌・小児外科)に講演して頂きました。

吉川先生は、「想いをカタチにするために~製品実現から社会実装まで」、という題目で、これからのデジタル医療社会の中での取り組みについてお話頂きました。キーワードは、多角化:医療提供の場所の変化、個別化:医療ビッグデータの活用、そして、主体化:患者が自分の医療を決める時代、です。東九州地域(大分・宮崎)は都市圏より早く人口構成の変化が生じることの強みを生かし、より早くから対応し、そのアウトカムを発出することで、わが国の未来の在り方に提言できること、また、そこに新しい医療機器開発のチャンスがある、というお話でした。各立場の視点で東九州メディカルバレーの10年後をフューチャー・デザインしましょう。

甲斐先生は、「OSTrain-VRプロジェクト-オストメイトを中心にした開発チームを目指して-」と題して、これまでの医工連携研究課題である骨盤神経を術中診断するシステムの開発、ならびにVRを活用したストーマ造設後のセルフケア、トレーニングツールの開発についてお話頂きました。アイデア(思い)をカタチにする過程が過去の大学病院でのニーズ調査に始まり、ものづくりフェスタを通して多くの人達との出会いがあったこと、これからの展望について話されました。彼は医学部で、最も医工連携に積極的に取り組む医師のひとりです。これからの益々の活躍を期待したいと思います。

附属病院医工連携コーディネーターを中心にしたこれまでの活動が少しずつではありますが、あちこちで進んでいる気配を感じています。今回のフェスタを通して、「また、何がおこるか」、大変楽しみです。

ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。


イベントの様子はUMKニュース、NHKニュースでも紹介されました。
https://www.umk.co.jp/news/?date=20230922&id=20469
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20230922/5060016524.html

○第2回東九州メディカルバレーものづくり2023の開催について
http://www.med.miyazaki-u.ac.jp/home/dhmao/2023/08/10/1420/


2023.09.25. イベント