お知らせ・活動報告

鳥取大学より古賀氏、才木氏が来学されました


2023年7月27日、古賀敦朗氏(鳥取大学研究推進機構研究戦略室)と才木直史氏(鳥取大学医学部附属病院新規医療研究推進センター)が宮崎大学医学部附属病院を訪れて下さいました。Medtec Japanでの東九州メディカルバレー構想推進アドバイザー 吉川典子氏のご紹介によるご縁でした。前夜の懇親会に引き続き、私にとって待ち望んでいたお二人の訪問でした。

附属病院内を案内し、医工連携コーディネーター室を紹介したのち、お二人から「鳥取大学での医工連携活動とその成果」、「開発成功の1事例」についてお話いただきました。

古賀さんのお話によると、当時の院長の号令下で始まった病院改革(組織横断連携、縦割りの打破)の一環で、医療機器開発(ものづくり)を開始し、10年間、地元企業や行政の協力のもとで、実践してきたとの事でした。地道に、しかも確実に成果を挙げているようでした。これまでの様々な取り組みを紹介される中で、「企業人と医療人がともに学ぶ(共学講座)」、「アイデアの発掘から販路開拓までの伴走」、「院内での企業展示会」、「企業者を囲んでの看護部ものづくりワーキング」等々、多くの活動を紹介して下さりました。ものづくりの小さな成功体験が次の成功を生む要因であることを強調していました。医療者ではない二人が病院内に溶け込み、医療者から積極的に医療ニーズを集めることが出来るのは、その人柄によるだろうと思います。

才木さんは、以前、電機メーカーで機器設計の経験を活かし、医療ニーズを3Dプリンターで形にして企業に提案するそうです。栄養部からのニーズを製品化させた開発成功例は圧巻でした。当方からは医工連携コーディネーターや行政の皆さんが参加しましたが、質問が飛び交い、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

お二人とは、今後も情報交換し、鳥取大学と宮崎大学の交流が深まればと期待する所です。次の機会があれば、病院を運営する方々にもぜひお会いして頂きたいです。

遠方よりお越しいただきましたお二人方、ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。


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2023.07.28. お知らせ・活動報告