企業訪問記

企業訪問記⑮


2023年7月13日

高岡町ハイテク工業団地内にある、宮崎日機装株式会社を訪問してきました。2017年に宮崎県に進出した会社で、3つの事業(インダストリアル事業、航空宇宙事業、メディカル事業)を展開しています。

展示会場では、鉄腕アトムの「お茶の水博士」のモデルであった東大教授 渥美和彦氏と当時の社長が開発に取り組んだ人工心臓のポンプの開発に始まり、飛行機の主翼の先端が折れ曲がっている(ウィングレット)理由が運行中の空気抵抗を低減し燃費を10%程度良くするためだと知り、また、水素は-253℃で液化し、これから訪れる「水素社会」に求められる超・極低温で動くポンプを開発研究している、という話に関心を持ちました。工場内には、若人が多く、黙々と製造に携わっていました。日機装はアメリカや中国など海外にも事業を展開しており、宮崎県内の若人の飛躍が期待されます。透析機器はメディカル事業の主力で、宮崎県内では80%のシェアを占めるそうです。

研究研修施設M.ReT宮崎では、マイクロ波外科手術器の実技が可能な模擬手術室を見学しました。また、個々のニーズや目標に沿ったプログラムが用意され、血液透析装置の動作や保守点検の技術を学ぶことが出来るようです。

会社の活力を感じた訪問でした。

宮崎日機装株式会社


2023.07.14. 企業訪問記