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第1回ラウンドテーブル・ディスカッションを開催しました


2023年2月1日、「第1回ラウンドテーブル・ディスカッション」を開催しました。

東九州メディカルバレー構想のもと、医工連携事業の取り組みとして医療者と企業者の出会いの場を様々な形で創出して参りました。今回は、特定のニーズを意識したラウンドテーブルを催しました。東郷メディキット株式会社からは4名の技術担当者、宮崎大学からは循環器内科医師13名の皆様に集まって頂きました。

特段準備は行わず、座談会の形式で行いました。初対面の方々ばかりなので会話が弾むか心配でしたが、矢継ぎ早に診療現場で困っていること、改良して欲しいこと、新しい製品の提案等、様々な意見が出されました。企業側もそれらを一所懸命にノートに書き留める姿が印象的でした。

企業にとって、医療機器開発の中でも「ユーザビリティ」の視点で分析・解析することが重要で、このような会は日常診療行為の中で生じ得る課題が見える絶好の機会だそうです。また、医師側からは現在ある製品の改良のみならず、発想を変えた新しい製品開発の重要性が指摘されました。

宮崎大学が地域に開かれた大学であるためには、地元企業の方々が気兼ねをすることなく大学を訪れ、医療者とコンタクトできる環境作りが必要です。このような企画を通して、宮崎大学が地域の活性化に貢献し、企業と共同で世界へ医療機器の発出できる日が来れば幸いです。

若手医師と企業の若手技術者が、これからコンタクトを取り合うことでイノヴェイティブな医療機器開発を宮崎から発出してくれたら嬉しく思います。



2023.02.03. イベント