企業訪問記

2022年7月7日

テクノリサーチパークを訪れました。10数年前、宮崎県工業技術センター・宮崎県食品開発センターで研究解析していたことがありますが、雰囲気は以前のままでした。宮崎県産業振興機構でご挨拶した後、テクノリサーチパーク内にある企業を訪問しました。

エス・ピー・ジーテクノ株式会社は、シラスを用いた多孔質の機能性ガラス用いて医薬品をはじめ様々な分野で利用できる製品を開発しています。熱処理時間により細孔の大きさ（0.1~50 micrometer）を規定できる技術は興味深く、用途に応じて濾過性を変えることが出来ます。また、既定の大きさのエマルジョンを作成し（親水性の内側に疎水性（水の中に油）、さらにその内側に親水性を用いる）、薬剤をがん病変の局所へデリバリーすることが出来ます。循環器分野でも活用法がないか思案します。

エス・ピー・ジーテクノ株式会社

ボストン・サイエンティフィック・ジャパンは、その佇まいからはアメリカを想い出します。ここは教育施設で、自社製品をシミュレーションやブタを用いてカテーテル操作等をトレーニングすることができるそうです。宮崎の医療現場からニーズを届け、共同研究が出来ると良いと思います。

ボストン・サイエンティフィック・ジャパン

最後に、株式会社カクイックスを訪れました。「カクイわた」の看板を思い出したのは私だけでしょうか？寝具を販売していた会社と思いますが、現在は医療・福祉支援事業に広く展開しているようです。超高齢化社会で介護現場のニーズは益々多様化するでしょうから、これから現場のニーズを共有できるようにしたいと思います。

株式会社カクイックス