
薬剤によるアナフィラキシー疑いにて精査した11症例の検討
宮崎大学医学部附属病院皮膚科では、下記の臨床研究を実施しています。皆様には本研究の趣旨をご理解頂き、ご協力を承りますようお願い申し上げます。
研究課題名
薬剤によるアナフィラキシー疑いにて精査した11症例の検討
1.研究の概要
アナフィラキシーは、特定の物質によって惹起されるIgE抗体を介した即時型アレルギー反応で生じる重篤な病態である。さらに血圧低下・チアノーゼをきたし、意識障害に陥ればアナフィラキシーショックとなる。
本邦での薬剤によるアナフィラキシーの原因薬としてはセフェム系抗菌薬の頻度が高く、手術時に生じるアナフィラキシーの原因薬としては筋弛緩薬が多いとされている。過去の症例を検討し、原因薬の評価や今後の注意点を検討する。
2.目的
薬剤によるアナフィラキシーまたはアナフィラキシーショックの原因薬の検討。
3.対象者
2007年6月1日から2016年5月31日までの9年間に、薬剤によるアナフィラキシーまたはアナフィラキシーショックの精査目的に当科へ紹介となり、入院の上精査した方。
4.方法
対象となる方のカルテ情報から、年齢、性別、診断名、最終診断、原因薬同定の有無、原因薬、原因薬を同定できた検査、その他アレルギー疾患の有無、依存する疾患を利用させて頂き、これらの情報をもとにアナフィラキシーまたはアナフィラキシーショックの原因薬として多いものや診断できた検査を解析し、その薬剤の使用時の注意喚起や、精査の検査方法の有用性を検討します。
5.費用負担
この研究を行うにあたり、対象となる方が新たに費用を負担することは一切ありません。
6.利益及び不利益
この研究にご参加いただいた場合の利益・不利益はありません。参加を拒否された場合でも同様です。
7.個人情報の保護
研究にあたっては、対象となる方の個人を同定できる情報は一切使用しません。
8.研究成果の公表
この研究で得られた研究成果を学会や医学雑誌等において発表します。この場合でも個人を特定できる情報は一切利用しません。
9.参加拒否したい場合の連絡先
この研究に参加したくない(自分のデータを使ってほしくない)方は下記連絡先へ遠慮無く申し出てください。また、参加拒否をしたい場合は平成28年9月1日までに申し出てください。
10.疑問や質問があった場合の連絡先
この研究に関して疑問や質問があった場合は下記連絡先へ遠慮無く連絡をお願いいたします。
11.研究資金および利益相反
本研究は、実施責任者が所属する診療科の大学運営費で実施する。この研究で利益相反は発生しない。
- 問合せ先
- 宮崎大学医学部附属病院皮膚科
職名:助教 氏名:菅野みゆき
電話:0985-85-1899 FAX:0985-85-1899
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