宮崎大学 医学部 内科学講座 神経呼吸内分泌代謝学分野(第3内科)

教室案内

講座紹介

神経呼吸内分泌代謝学分野(第3内科)臨床概要

 

当教室は「神経内科」「呼吸器」「内分泌」「糖尿病・代謝」の4分野で構成されています。糖尿病や肺癌、気管支喘息、脳血管障害、パーキンソン病、甲状腺疾患など日常臨床でよく遭遇する疾患と、神経難病や食思不振症などの特殊な疾患を含む、非常に幅広い領域をカバーする内科であることが大きな特徴です。日頃から分野を超えた症例のディスカッションが盛んに行われ、皆で医療に当たっていることも若い医師達には大きな魅力です。宮崎医科大学1期生の中里雅光教授が診療、研究、教育の全体を統括しています。神経内科の教員は塩見 一剛准教授(副科長)、望月 仁志講師、杉山崇史助教、呼吸器は松元 信弘助教、柳 重久助教、坪内 拡伸助教(医局長)、小田康晴助教(病棟医長)、内分泌は山口 秀樹講師、米川 忠人助教、糖尿病代謝は上野 浩晶助教と迫田 秀之特任准教授が担当しています。

 

 

我々の目標は、「次の時代を担う内科医の育成と社会のニーズに応える医療の展開」です。若手医師の育成と質の高い診療、未来医療研究に情熱を注いでいます。教室員の増加に伴い、県立病院や国立病院を初め、多くの施設に診療科長や若手医師の派遣を増やし、県内一円に関連病院を設けています。

 

従前の医学研究は基礎研究に重点が置かれ、わが国発の医療エビデンスが乏しかったことが問題となっています。このようなことから、臨床研究の推進は国家的事業の一つとなっています。当教室においても臨床疫学や観察研究、介入研究などの先端的な臨床研究を進めています。また全国の多施設研究を進める厚生労働科研やAMED研究プロジェクトの研究代表を努めています。このようにして、若手医師が個々の症例だけでなく臨床研究に積極的に参加し、その成果を社会に還元できる研修システムを取り入れています。現在、患者さんが受けている医療は、先人たちの優れた英知と勇気ある実践から築き上げられてきたものです。受け継いできた知識や技術を実践教育を通じて、次世代の若手医師に正確に伝えていく義務があります。

 

第三次医療機関として脳炎、けいれん重積、糖尿病性ケトアシドーシスや、人工呼吸器管理の必要な重症呼吸器疾患などの急性期疾患を中心に、多岐にわたる患者さんを受け入れています。この数年間で関連病院や診療所からの紹介患者数が急速に増加し、入院患者数も著しく増加しました。大学病院の使命は、「高度医療の実践」、「先進医療の導入と創生」、「次の時代を担う内科医の育成」です。「住み慣れた地域で安心して医療が受けられる医療」という目標に向かって、人材の育成を継続できるよう、日々努めています。

2020年6月4日

開講40周年記念にあたり

当科は2017年4月をもちまして開講から40周年を迎えました。

記念に40年のあゆみを作成いたしましたので、ぜひご覧下さい。40周年記念誌

集合写真