宮崎大学 医学部 内科学講座 神経呼吸内分泌代謝学分野(第3内科)

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3月2日 中里 雅光 教授の最終講義が開催されました。

 

中里 雅光先生は、1980年に当科に入局され、1985年に助手、1996年に講師を経て、2003年に宮崎大学医学部第3内科 第3代教授に就任されました。今年3月をもちまして定年退職されます。3月2日に医学部303講義室にて、最終講義が開催されました。医学生(3~5年生)、教室関係者、旧在籍者、他教室の教授を含め、多数の方々が聴講されました。

 

 

 

 

中里教授は第3内科に41年間在籍され、18年間教授職を務められました。その間に、多方面において輝かしい成果を挙げられ、教室の発展ならびに人材の育成や社会貢献にご尽力されました。ウィリアム・オスラー博士の『平静の心』を今までに3度プレゼントされたことがあり、医師として進むべき道を示した大切な著書であることから、最終講義のタイトルを『平静の心』とされました。講義の終わりには、これからの医療と医学を担う若い教室員や医学生に対する熱いメッセージを動画として伝えられました。教授は私たちに、「少し無理をしても一歩前へ、そして明るい未来へ」と語っています。この言葉とともに、今年2月にNASAの無人探査車が火星に着陸した際に、パラシュートの模様に隠された暗号「DARE MIGHTY THINGS」「敢えて困難に挑む」ことの大切さを最後に示されました。

 

 

 

 

最後は、同門会代表の宮崎東病院の塩屋 敬一院長(宮医2期生)、教室員代表の塩見 一剛准教授(宮医7期生)、教授が顧問になり立て直した柔道部の代表 川本 健介さん(医学科5年生)、内科学を英語で勉強するハリソン内科学勉強会代表の高橋 杏奈さん(医学科5年生)、秘書代表の松浦 利映さん(第3内科秘書)、若手代表の中里 祐毅医員(脳神経内科)が花束を贈呈されました。

 

 

講義終了後に記念撮影

 

 

私たち教室員にとって、中里教授は何事にも熱心で、楽天的で明るい方でした。体力は半端なく、疲れているところは見たことがありません。そして、何より楽しそうで、人が自然と集まってくる求心力の大きな教授でした。教室員を代表して、中里教授に多大なる感謝を申し上げます。個人的には、たくさんの教養と刺激的で楽しい日々をいただいたことは、私の人生にとって大きな財産です。これからの一層のご活躍とともに、変わらぬご指導、ご鞭撻よろしくお願いします。

 

 

文責:

ハリソン内科学勉強会第3代世話人 脳神経内科

酒井 克也(2014年入局)

 

 

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