米川忠人先生は平成3年に宮崎大学を卒業とともに旧第三内科に入局されました。研究しやすい環境であったことが入局の一番の動機でした。古賀総合病院、千代田病院、宮崎東病院をローテートされ、大学では病棟医長、外来医長、医局長を務めました。大学院では成長ホルモン分泌不全症モデルマウスの遺伝子治療を寝る間を惜しんで研究され、卒業後も摂食障害の疫学調査や間脳下垂体研究班のメンバーとして診断基準の作成に携わりました。また、アポC2欠損症の本邦3例目の遺伝子変異や本邦初のKISS1受容体欠損症を同定されました。入局30年を迎え、この度当科と縁の深い藤元上町病院の副院長に就任されることになりました。今後の人生の抱負は歴史家・思想家として生きることらしいですが、藤元上町病院が日本内分泌学会の認定教育施設になって頂くためのご活躍も期待しております。
