教室案内

教授挨拶

宮崎大学内科学講座 消化器血液学分野 教授 下田 和哉

消化器血液内科(第2内科)では、内科学全体の知識と技量を有する総合内科医であると同時に、消化器内科、血液内科、腫瘍内科に関する高度の専門性を持った医師、医学研究者を育成することを目標としています。教室では、消化管、肝・胆・膵、血液、臨床腫瘍の専門医が一つの講座内で連携しあいながら医療を行っており、その中で診断と治療を体系だて効率よく学ぶことが可能です。消化器内科が担当する疾患は、食道・胃・小腸・大腸などの消化管疾患と、肝・胆・膵疾患に大別されますが、教室では腹部疾患のすべてを診ることができる”総合消化器内科医”の育成を行っています。血液・腫瘍内科では、白血病、悪性リンパ腫をはじめとする造血器腫瘍の化学療法、分子標的療法を積極的に行っています。

臨床と並び、研究との両立を重視しています。私たちが目指し行っている研究とは、「基礎研究者になるための」研究ではなく、「よい臨床医になるための」研究です。臨床医にとって論理的・客観的に患者さんの病態を把握し、治療法を選択することは極めて重要なことです。基礎研究を通じてのトレーニングは、的確な「病態の把握」に貢献しますし、あふれる情報のなかから目の前にいる患者さんに最適の治療を選択する「EBMに基づいた治療の実践」のためにも必要です。そして、将来の医療を支える「新たな治療法の開発」に貢献することを目指しています。そのために、ベッドサイドで生じた疑問を基礎研究により解決し、その成果を「臨床」の場に還元できるよう、ヒトと同様な病態を遺伝子改変マウスで再現し、遺伝子レベルでの疾患の原因の解明と、それに基づく新規治療法の開発を進めています。
臨床研究は、宮崎県内すべての施設と共同で県全体をカバーする研究グループを構築し、population based studyを展開しています。すでに確立されている標準的治療を行うことはもちろん、新たな「世界標準」となり得るような宮崎発のエビデンスを発信できるよう、質の高い臨床研究を推進しています。

高い臨床能力と研究能力の両方を兼ね備えた「良医」の育成に関して、大学の講座・医局が果たす役割は大きいと考えます。卒後研修制度が変革している今の時代にあっても、逆に個々人の医師としての資質が問われる今の時代だからこそ、より大きいと言えるのかもしれません。当教室は、個々人が目指す医師像を大切にしています。臨床医として地域中核病院で医療の中心として働く医師、明日の医療を夢見て国内外の研究機関で基礎研究に励む医師、新しい最先端の医療技術の習得のため国内留学する医師、開業医として地域医療を支える医師、あるいは発展途上国での医療レベルの向上を目指し頑張る医師など、先輩医師の「生き方」も様々ですし、各人の夢が達成できるよう最大限の機会を教室として提供しています。このような環境で、質の高い医師として成長を目指す先輩医師が切磋琢磨する大学の医局から後期研修のスタートをきり、専門診療トレーニング、基礎・臨床研究、大学病院・関連教育病院における臨床などからなる「消化器血液内科(第2内科)ネットワーク」に参加することは、自らが理想としる医師像に向かって十分な力を発揮していくのに最適な方法と考えます。

出身大学や年度を問わず、一緒に臨床医学を目指す仲間を歓迎します。関心のある先生は、是非お知らせください。

下田和哉教授略歴

昭和62年(1987年) 九州大学医学部卒業、第一内科入局
平成5年(1993年) 九州厚生年金病院
平成6年(1993年) アメリカ合衆国St.Jude小児研究病院 研究員
平成9年(1997年) 唐津赤十字病院
平成10年(1998年) 九州大学医学部附属病院助手(第一内科)
平成16年(2004年) 九州大学医学部講師併任
平成18年(2006年) 宮崎大学医学部教授 内科学講座消化器血液学分野(第二内科)
初診
火曜日・木曜日の午前中
(受付時間 8:30~11:00)
再診
火曜日・木曜日の午前中
(受付時間 8:30~11:00)

※その他の曜日は予約のみ診療

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