取り組みによって期待される成果



 プリンス・オブ・ソンクラ(PSU)大学(タイ王国)との取組みについてはすでに過去4年の実績があり、また
附属病院では昨年度から研修医の海外相互臨床研修(PSU)も開始されています。特に海外相互臨床実習については、PSU 学生が本学滞在中は本学EMP 学生が日常生活から実習中のケアに至るまで全て英語で対応しており、英語学習上の効果は計り知れません。それにも増して、本学およびPSU における2ヶ月間を通して、他国の医学生と一生涯にわたる信頼関係と友情の礎を築くことができたと参加者が実習後の感想を述べています。このプログラムに興味を持って受験する学生も多く、今後本学のアドミッションポリシーに反映させ、地方大学における人材育成のモデルプランとして発展させようと考えています。


 本学医学部看護学科が中心となって推進されているJICA プログラム「女性の健康支援を含む母子保健方策」との連携も強化しています。受入れる人材(中近東からの医師・看護師)をEMP/ENP に積極的に活用し、さらに日本赤十字社国際医療救援部との連携をはかりながら、開発途上国への国際医療協力に関する積極的意識を学部の段階で身に付けます。
 またサイモントン・ジャパンの協力を得てがんのメンタルサポートや日常のストレスケアについても英語で学びます。