宮崎大学医学部医学教育改革推進センター
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模擬患者(SP)ボランティア
 
■ ■ 模擬患者(SP)参加型医療面接実習について
≪宮崎大学医学部における模擬患者 (SP)参加型医療面接実習≫
安息の会平成18年3月から模擬患者の育成を行い、平成19年4月12日に宮崎大学医学部医学科で初めてのSP参加型医療面接実習を行いました。『安息の会』として、ボランティアの方にご協力いただいております。


平成25年度は、20名の方がご協力して下さっております。(男性3名・女性17名)


≪模擬患者 (SP) 参加型医療面接実習の目的≫

皆さんは、どんなお医者さんに診てもらいたいでしょうか?
患者さんや一般市民の方のアンケートでは、話を良く聞いてもらえて、患者さんに思いやりのある気持ちを持った先生に診てもらいたいという意見が寄せられています。
では、そのような思いやりのあるお医者さんを育てるには、どのような教育が必要でしょうか?
私は、コミュニケーション能力を向上させる教育が一番重要と考えます。患者さんとのコミュニケーションのことを、「医療面接」と言いますが、これまでの医学部での教育には、医療面接のトレーニングがありませんでした。私の友人に、テニスが大好きな人がいます。彼は、テニスが上達するために、3時間の猛練習をしています。このように、医療面接も教科書を見るだけではダメで、練習をしないと上達しません。

では、どうやって練習すれば良いのでしょうか?
本物の患者さんを相手にして練習するわけにはいきません。 医療面接をするには、3つの方法があります。

1)教員相手の練習

2)学生同士のロールプレイ(役割演技)
*ロールプレイ(役割演技)とは?
現実に起こる場面を想定して、複数の人がそれぞれ役を演じ、疑似体験を通じて、ある事柄が実際に起こったときに適切に対応できるようにする学習方法の一つである。

3)模擬患者(SP:simulated patients)相手の練習があります。
医療面接は、単に喋るだけの技術ではなく、患者さんを受け入れ、共感し、病気を持った患者さんの不安や悩みを分かり合うための技術も必要です。そのためには、SP参加型教育が適していますが、ボランティアとして参加していただくSPさんが必要となるのです。



≪私たちと一緒になって医学生を育てていきませんか!!≫
模擬患者さんボランティアを随時募集しています。少しでも興味を持っていただいた方、実際に実習の様子を見学しにきませんか。お待ちしております!!
 

SPボランティアによる医療面接実習の様子

反省会の様子


≪平成25年度活動内容≫
模擬患者
:一回の講義 3人 + α(自由参加)
参加学生
:宮崎大学医学部医学科 5年生(20グループ5〜6名)
日  時
:平成25年度
4月〜平成26年2月 月曜日と木曜日(月に2.3回)
講義参加
月曜日15:00〜16:00 木曜日13:30〜15:30
反省会
月曜日16:00〜 木曜日15:30〜
場  所
:臨床技術トレーニングセンター(福利施設棟2階)


 
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