洋上救急出動に係る表彰について

 平成27年5月8日に種子島付近を航海中のマグロ延縄漁船において、熱中症患者1名が発生し、海上保安庁から本院救命救急センターに対して洋上救急の医師派遣の要請があり、金丸 勝弘 医師 と 佐々木 朗 医師 が海上保安庁所有のヘリに同乗し洋上救急を行いました。
 これに対し、7月24日(金)に本学医学部長室において第十管区海上保安本部より感謝状を頂きました。
 海上保安庁のヘリに救命救急センターの医師が同乗した事案は今回が初めてであり、本院と日本水難救済会との間で平成11年に締結している「洋上救急の協力に関する協定」に基づくものです。今後はドクターヘリ、防災ヘリだけでなく、海上保安庁のヘリとも連携を深め、宮崎県の洋上救急に貢献していく予定です。

宮崎大学医学生が『シムリンピックにいがた2015』で見事入賞しました!

 平成27年7月26日、新潟大学主幹開催の日本医学教育学会のポストイベントとして、『シムリンピックにいがた2015』が新潟医療人育成センターで開催されました。
 このイベントの開催経緯について少しだけ説明させていただきます。良い医療者には、優れた知識・技能・態度がバランス良く備わっていることが望まれます。医学生も、良い医師になるために、医学部の6年間で膨大な医療知識や医師として備えておくべき技能・態度を学びます。しかし、特に技能については、最初から実際の患者さんで訓練を積むことは安全性の面でも問題があり、これまで十分な学生教育がされてきたとは言えませんでした。10年ほど前より、学生および医療職の技能訓練・医療安全教育の観点から、人体に模したマネキン等を使って採血やチューブ挿入、内視鏡検査などを訓練する「医療シミュレーション教育」の重要性が医学教育の中で認識されるようになりました。宮崎大学でも2009年より約30種類の医療シミュレータを備えた「臨床技術トレーニングセンター」を開設し、年間延べ4000名程度が利用しています1)。
 しかし、調査の結果、全国80校の大学医学部では、この医療シミュレーション教育の実施方法や内容にかなりの差があることが分かってきました2)。そこで、昨年よりシミュレーション教育への理解と医学生教育への普及および教育方法の標準化を目的に、シミュレーション教育の経験豊富な指導教員が全国から集結し、1年がかりの準備をして企画したのが、このシムリンピックです3)。
 シムリンピックは、”Medical Simulation Olympic” を略した造語で、全国の医学部から医学生3名1チームでエントリーしていただき、実際の医療現場を想定した6つの場面(①身体診察と基本手技、②急変対応、③臨床手技を伴う医療面接、④心臓聴診と循環器疾患、⑤救急蘇生、⑥肺音聴診と呼吸器疾患)について、総合的な医療技能を競っていただく企画です。一定の競技性はありますが、それよりもこの企画で最も大切なことは、参加した医学生が現在の自分のレベルを知り、今後の学生実習や臨床研修でのより良い患者診療に繋げていただくことです。
 今回は、全国の大学から応募多数の中、12チームがエントリーされ、宮崎大学からは原尾拓朗さん(医学科6年生)、内田修平さん、吉丸峻さん(医学科5年生)が「Team Miyazaki」として参加しました。その結果、「心臓聴診と循環器疾患」部門で第1位を獲得し、6種目総合でも4位入賞を果たしました。
 全国から意欲ある医学生が集まった大会で、本学の医学生が好成績を収めたことは大変良かったと思います。今後、本学でも、より良い医学教育方法の一つとして医療シミュレーション教育がますます充実していくよう、指導担当の教員医師、医学生一体となって取り組んでいければと思います。

【投稿者】 小松 弘幸(医学教育改革推進センター/卒後臨床研修センター)           

 

(左より、内田さん、原尾さん、丸山医学部長、吉丸さん)

 

 

【参考文献】
1) 小松弘幸、河原勝博、舟橋美保子、ほか:宮崎大学医学部臨床技術トレーニングセンター開設後の医療シミュレーション教育の現状.宮崎県医師会医学会誌 38: 132-138, 2014.
2) 石川和信、菅原亜紀子、小林 元、ほか:医学教育におけるシミュレータ活用に関する全国調査2012.医学教育 44: 311-314, 2013.
3) 石川和信、首藤太一、小松弘幸、ほか:医学生イベント・シムリンピックについて シミュレーション教育の理解と臨床能力客観評価のための教員連携.医学教育 46: 259-271, 2015.

 

 

医学部学生による院内コンサート開催


平成27年5月31日、附属病院外来ホールにおいて、宮崎大学医学部医学生による院内コンサートが開催され、室内楽部、軽音楽部、合唱部など計7団体が楽器の演奏や歌を披露しました。
クラシック曲からポップス、大河ドラマや朝ドラの主題歌など、様々な曲が披露され、患者さんやお見舞いの方々には、楽しいひと時を過ごしていただきました。


こんにちは 「Myaoh.TV(みゃおう どっと ティーヴィー)」です!

~宮崎大学の様々なオリジナル情報を発信する「宮崎大学インターネット放送局Myaoh.TV」。

  清武キャンパスにあるマルチメディア企画室で、番組制作から運営・配信を行っています。

 

マルチメディア企画室には本格的な放送機器を備えたバーチャルスタジオがあり、ここで収録された映像などを編集し、ナレーションやBGMをつけてオリジナル番組が制作されています。

バーチャルシステムでは実写映像とCGをリアルタイムで合成し、あたかもその場所へ行ったかのような映像や、実際にはありえない空間で撮影しているように見せることができます。

 

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Myaoh.TV新ナビゲーター

   田鹿 知美(たじか ともみ) 

こんにちは!5月より仲間入りしました田鹿です。
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「宮崎大学インターネット放送局Myaoh.TV」のキャラクター“みゃおう”も可愛がって下さいね。

 

これからもMyaoh.TVは新しいコンテンツやオリジナル情報を続々UP予定です!ご期待ください!!

 

 

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宮崎大学医学部附属病院の新しい取り組み

宮崎大学医学部附属病院は、2012年に運航を開始したドクターヘリに続き、2014年にはドクターカーの運用を開始しました。また2015年には外科分野の再編成や、宮崎市立田野病院の管理・運営を行っています。 宮大病院の新しい取り組みの現状や、これからの展望について吉原博幸病院長に聞きました。(2015年3月収録)

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