杉山です。
10月24日から26日に北海道札幌市で開催された第54回日本臨床神経生理学会学術大会に、当院から酒井先生と一緒に参加して二人ともポスター発表をしてきました。酒井先生は「足運動解析装置」を用いてパーキンソン病患者さんの足運動の解析を行ってすくみを定量評価するという内容でした。私は、治療を行ったファブリー病の頭部振戦を動画解析プログラムにより定量的に改善を示すことができたという点を生理学的な内容として発表しました。又、これまでファブリー病には不随意運動の報告はありませんでしたが、疾患特異的な薬理学的シャペロン療法でファブリー病患者さんの頭部振戦が再現性を持って定量的に改善を示したことから、ファブリー病にも不随意運動を合併しうるという点を、自分としては生化学的側面としたつもりで発表しました。短時間のディスカッションでは、なかなかディスカッションを深めることはできませんでしたが、今後の参考になる知見を得ることができました。
NCSEや筋電図についての内容など、実際の臨床に使える講演も多くありました。がんばって勉強して、宮﨑の神経生理のレベルを少しでも上げていきたいと思います。
10月下旬の宮崎は蒸し暑い日が続いていましたが、北海道に降り立った時の空気が爽やかで心地よかったですし、ラーメンや海産物も美味しかったです。国内学会なのに飛行機を2回乗り継がないといけないのは大変でしたが、楽しかったです。