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5月 08

「枯葉剤/ダイオキシン濃厚汚染地区における低体重児の発育改善プロジェクト」合同調整報告式@ベトナム・フーカット県

ベトナム戦争時に米軍によって散布された枯葉剤に含まれるダイオキシンが子どもの発育に影響を与えていると言われています。このプロジェクトはJICA、フーカット医療センター、ハノイ国家大学、金沢大学が連携し、汚染地区の低体重児の発育改善を目的として行われているものです。プロジェクトの始まりは20年前に遡りますが、今回(2024年5月8日)ひとつの区切りとして合同報告式が執り行われました。私はこの報告式において、地理情報システムを用いた分析結果を報告させていただきました。
私がこのプロジェクトに関わったのは金沢大学に在籍時からで、終盤のごく短い期間でしたが、国際協力について学ぶ貴重な機会となりました。さまざまな専門家や研究者が力を合わせて取り組んできたプロジェクト、その集大成の場に立ち会えたことに感無量です。プロジェクト自体は一区切りとなりますが、ベトナムの方々が引き続き活動を続けられることを願うとともに、また機会があればベトナムと協力して研究や支援活動に携われることを期待しています。(板谷)