2025年10月03日

2025年9月26日(金)に西米良村福祉健康課とみやざき健康キャラバン隊の共同企画「にしめらヘルスチャレンジ」を開始しました。
「にしめらヘルスチャレンジ」は、西米良村が村民の健康課題解決のため令和 1 年度より実施している事業です。
村内で参加者を募り一定期間運動などに取り組んでいただき、運動習慣の定着を目指します。今回の令和 7 年度秋チャレンジは、西米良村を重点地区として活動している宮崎大学みやざき健康キャラバン隊と西米良村との共同企画として開催することとなりました。

今回の「にしめらヘルスチャレンジ」では、「足腰鍛えて防ごう心臓病!~脳卒中になるその前に~」をテーマに、宮崎大学のキャラバン隊・隊長であり医学部循環動態生理学分野の渡邉望教授(心臓)、医学部整形外科分野の田島卓也准教授(ロコモ)、工学部機械知能工学プログラムの山子剛教授(ロコボット)が中心となって企画しました。
西米良村に工学部開発のロコボットを 2 か月間貸し出し、ロコボットを使用した足腰のトレーニング、もしくは自宅で出来るロコトレに取り組んでもらい、チャレンジ前後の足腰の機能の変化を測定します。また、日々の血圧や脈拍チェックの習慣化も目指します。

会場の様子

9月26日(金)は会場で「簡単なロコモ度チェック」「ロコボット体験」「自己検脈指導」に加え、渡邉望先生と田島卓也先生による健康講話を2回ずつ実施。
渡邉先生による講話では不整脈と脳卒中との関係、更には歩数増加が心臓病・脳卒中予防に繋がることなどをお話ししました。田島先生によるロコモのお話では平均寿命と健康寿命に差があり、運動機能の低下が健康寿命が短いことの大きな要因であることに触れ、運動器障害を予防することで自立した生活を維持できることをお話ししました。

渡邉先生による講話(心臓について)
田島先生による講話(ロコモについて)

ロコモ度チェックでは「2ステップテスト」「立ち上がりテスト」「片脚立ちテスト(開眼・閉眼)」を実施。簡単そうに見えますが若い方でも意外とふらついてしまいます。自分の体幹や足腰の状態をチェックする良い機会になりました。

2ステップテスト
立ち上がりテスト
片脚立ちテスト(開眼・閉眼)

ロコボットでは重心移動でボール型のロボットを操作しピンを倒します。ボールの操作は難易度が高いのでピンを倒せたときは歓声があがったり大盛り上がり。
臨床検査技師による自己検脈指導も実施し、日頃から自分の脈をチェックして不整脈を発見する習慣をつけていただくよう声がけを行いました。

ロコボット
自己検脈指導

参加者の皆様には「記録手帳」を配布し、ロコボット・ロコトレを実施した回数や日々の健康状態を記録いただきます。ヘルスチェック最終日の11月21日には達成度に応じたプレゼントももらえます。11月まで頑張りましょう!