医学生/研修医/入局希望者向け Q & A #16 「内視鏡は好きなのですが一般内科的なことができるか自信がありません。そんな自分でも大丈夫でしょうか?」
医局員ブログ
Answer
大丈夫です。まず、当科は消化管・肝・胆・膵の急性期疾患から慢性疾患まで幅広い疾患を経験できます。その中で内視鏡はそれぞれの疾患の診断、治療に必要不可欠です。自分で内視鏡を操作し、病変を観察、診断し、必要があれば様々な処置具を用いて治療を行うことができます。内視鏡で診断から治療まで完結できるところに魅力を感じる方は多いと思います。
ただ、消化器内科の仕事は内視鏡だけではありません。例えば入院患者さんが感染症を起こしたり、消化管出血を起こしたり、化学療法による副作用が起きたり、、、そのような場面で適切な対応をすることが求められます。どのように対応すればよいか、最初は迷うことが多いですが、必ず上級医と患者を担当するので、相談、指導してもらいながら身に着けていくことができます。
私も内科的な対応ができるか入局するまで不安でしたが、先輩方に指導してもらい、勉強しながら日々の診療に取り組んでいます。
最初は誰しも不安だと思いますが、内視鏡に興味がある方はぜひ消化器内科に進んでもらいたいです。
執筆 消化器内科 医師(宮崎大学 2021年卒)