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生化学授業内容

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L1050 医科生化学 Medical Biochemistry

講義/実習 必修 2年前期~2年後期 4.5単位
機能制御学講座腫瘍生化学分野 教授 森下 和広
機能制御学講座腫瘍生化学分野 講師 中畑 新吾
機能制御学講座腫瘍生化学分野 助教 市川 朝永
機能制御学講座腫瘍生化学分野 助教 小河 穂波
千葉大学大学院医学研究院 教授 瀧口 正樹
九州大学生体防御医学研究所 教授 谷 憲三朗
理化学研究所筑波研究所 チームリーダー 阿部 訓也

1) 代謝総論:

代謝の全体像を把握し,その調節機構を理解する。

2) 糖質の代謝:

糖質代謝およびミクロなレベルでのエネルギー代謝の全体像を把握し,糖質代謝異常症の病態を理解する。

3) 脂質の代謝

脂質代謝およびリポタンパク質代謝の全体像を把握し,脂質代謝異常症の病態を理解する。

4) アミノ酸の代謝

アミノ酸代謝の全体像を把握し,アミノ酸代謝異常症の病態を理解する。

5) ヌクレオチドの代謝、ヘムとポルフィリンの代謝

核酸代謝の全体像と核酸代謝異常症の病態を理解し,遺伝子組み換えの基礎技術および遺伝子の機能、さらに遺伝子診断、遺伝子治療について理解する。

6) 臓器の生化学、及び病気の生化学(遺伝子異常と疾患・発生発達異常)

一般目標:遺伝子・染色体異常と発生発達異常や疾患の発生との関連を理解する。

(1) 知識

生化学(Biochemistry)は、生命現象を化学的に研究する分野である(Biochemistry is the chemistry of life)。すなわち、生命体における最小ユニットである細胞を中心としてその内外でお こる種々の化学反応と生命現象との関連を分子レベルで理解することにある。近年の生化学は細胞生 物学、分子生物学、分子遺伝学など幅広い分野を包含する学問として発達している。それらを基礎知 識として疾患の発症機構を分子レベルで理解する基礎的能力を身につける。また世界的な医学教育の 流れとして進級・卒業に対してU.S. Medical Licensing Examination (USMLE)のSTEP1(STEP2)に合格することが求められつつある。その流れをふまえ生化学における学力の目安としてこの試験に合格 するのに同等な学力を身につけることを最低目標とする。

(2) 技能

近年の分子生物学の発達は、臨床診断及び治療法に大きな影響を与えている。そこで実習においては遺伝子操作の基礎的手法を学ぶことにより、この授業科目において得られた知識をより現実のものとして捉え、将来的に基礎並びに臨床医学の現場で応用ができるようになることを主眼とする。

(3) 態度

生化学・分子生物学的な知識を習得し、考え方を身につけ、生体内で起きている化学変化の過程に興味や疑問を持ち、自ら考え、調べ、整理し、判断し、解決することを習慣づける。

期末試験、レポート、出席、小試験により評価する。

小試験 一回目 7月中旬 302号室  の予定 記述式
(小試験と言えども、本試験と同等に扱います。記述式。カンニング厳禁、無断欠席は単位取得できません。)
小試験 二回目 9月下旬の前期試験期間中 の予定
小試験 三回目 1月中 の予定
本試験 1月末からの試験期間中 の予定 (USMLE Step 1形式で行います。5択の選択問題)
生化学は、分子レベルでの現象を解明し、理解する事に有ります。「なぜ」という疑問を常に持ち、記憶するだけではなく理解する事を、考える事が大事です。

小試験も大事な試験です。試験の無断欠席は、単位不必要と見なします。
7割以上出席を試験を受けるための最低条件とします。
特別講義は確実に出席する事。

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