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施設概要

フロアマップ

【1階】

  RI清武分室は、昭和52年に竣工した「動物RI棟」に位置する、キャンパス唯一のRI実験可能エリアです。
  RIの購入(受入れ)、実験(使用)、汚染された物の廃棄(廃棄業者に引き渡すまで一時保管)はすべて「管理区域」で行わなければならず、「放射線業務従事者」として登録された方のみ管理区域に立入ることができます。
  また、RIの使用は「作業室」、保管は「貯蔵室」、汚染された物の廃棄は「廃棄物保管室」に限り可能です。
  このため、例えば「作業室」でRIの保管はできません。
  実験終了後のRI標識試料や汚染された物は、速やかに貯蔵室で保管するか、廃棄物保管室へ廃棄してください。


【2階】

  3つの実験室と2つの測定室があるRI実験のメインフロアです。
  実験室1は微量生理活性物質の代表的な定量法であるラジオイムノアッセイなど、実験室2は微量生理活性物質に 125 I を結合させる(ヨード化)実験などに最適な設備を有しています。
  実験室3は遺伝子組換え(P2)実験が可能で、 3 H、 14 C、 32 P、 35 S などを用いた遺伝子・タンパク質実験に最適です。
  測定室1にはオートラジオグラフィーを行うためのバイオイメージングアナライザー、測定室2には液体シンチレーションカウンター、ガンマカウンターなどの放射能計数装置を設置しています。


使用できるRIの種類と数量

  26種類の密封されていないRIをトレーサーとして使用できます。RIの種類毎に、原子力規制委員会より許可を受けた使用量の上限(1日最大使用数量、3月間使用数量、年間使用数量)と、貯蔵量の上限(貯蔵能力)が決められています。
  利用の手引きを参照し、上限を充分に下回るよう実験を計画してください。


設置機器・設備

  設置機器・設備の一覧は、 利用の手引きをご覧ください。
  ここでは、実験データを得るための代表的な放射能測定装置を紹介します。

バイオイメージングアナライザー(スキャナータイプ画像解析装置)

  X線フィルムに替わる2次元放射線分布検出器であるイメージングプレート(IP)をスキャナーで読み取り、電気泳動やクロマトグラフィー、組織切片などの試料中のRI標識化合物のイメージを得る装置です。
  古くからオートラジオグラフィーに汎用されていたX線フィルムに比べ、IPは超高感度、露光時間短縮、初期化し何度でも利用可能という特長があります。さらに、得られた画像の解析も容易で利便性に優れています。
  IPは利用グループで用意してください。
  また、IPを汚染させないよう注意してください。

装置名  GEヘルスケア・ジャパン FLA-7000  1台
設置場所 測定室1

オートウェルガンマカウンター(NaI(Tl)井戸型シンチレーションカウンター)

  放射線が入射すると蛍光を発する物質(シンチレーター)として、ガンマ線測定にはタリウムを含むヨウ化ナトリウム結晶が広く用いられています(NaI(Tl)シンチレーション検出器)。
  オートウェルガンマカウンターにガンマ線放出核種を含む試料をセットしておけば、ロボットアームが順に試料をつかみ、井戸型の形状のNaI(Tl)シンチレーション検出器へ運び放射能を測定します。
  ARC-1000Mは、10検体同時測定が可能な 125 I測定専用機と自動演算装置から構成され、ラジオイムノアッセイ(RIA)に最適です。
  ロボットアームの汚染防止のため、試験管表面を汚染させないよう注意してください。

装置名  日立アロカメディカル ARC-1000M  2台
設置場所 測定室2

液体シンチレーションカウンター

  生命科学分野のトレーサー実験に用いられる 3 H、 14 C、 35 S、 45 Caなどの低エネルギーベータ線放出核種の測定に最適です。
  測定試料を「液体シンチレーター(トルエン、キシレンなどの有機溶媒に蛍光物質と添加剤を加えたもの。シンチレーションカクテル)」に混合すると発光する作用を利用し試料中の放射能を測定します。
  測定バイアルと液体シンチレーターは利用グループで用意してください。
  また、測定後の試料は「液体シンチレーター廃液」として速やかに廃棄してください。

装置名  パーキンエルマー Tri-Carb 2910 TR  1台
設置場所 測定室2



バナースペース

〒889-1692
宮崎県宮崎市清武町木原5200

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