宮崎市市介護老人保健施設さざんか苑

平成27年4月から国立大学法人宮崎大学が指定管理者となり、当施設の管理運営を行っています。

宮崎市介護老人保健施設さざんか苑 0985-86-1136
宮崎市介護老人保健施設さざんか苑 0985-86-1136

施設長挨拶

 さざんか苑は平成3年4月田野町老人保険施設「さざんか苑」として、当時の田野町国民健康保険病院に併設するかたちで開設されました。その後介護保険法の施行により平成12年4月田野町介護老人保険施設「さざんか苑」、さらに宮崎市と田野町の合併により平成18年1月宮崎市介護老人保険施設「さざんか苑」と少しずつ名前が変わってきました。平成27年4月からは、宮崎市立田野病院とともに、国立大学法人宮崎大学が指定管理者としてその管理・運営にあたっています。

 介護老人保健施設(老健)は、病院と、自宅や老人ホームを含めた他の老人施設の中間に位置づけられる施設です。特徴としては、(1)軽度の医療、リハビリテーション(リハビリ)、介護などを提供、(2)1日も早く家庭での生活に戻ることが出来るように支援、(3)治療目的ではなく、病状が安定している方(ただし要介護認定を受けた方)が対象、(4)ショートステイや通所リハビリなどのサービスも提供し在宅ケアを支援、といったことが挙げられます。具体的な利用方法としては以下のものがあります。
①入所
・病院から入所し、自宅に帰れるようにリハビリを行います。
・自宅や病院から老人ホームなどの施設に入る前段階としての利用なども出来ます。
②ショートステイ(短期間の入所)
・ 介護をする家族が一時的に休んだり旅行したりする間、または、家族の仕事の繁忙期で利用者の介護ができない間だけのショートステイなども出来ます。
③通所リハビリテーション
・日中(介護する家族が仕事をしたり外出したりする間)、人と話をしたり、リハビリして刺激のある生活を送ります。
・安全に入浴し清潔保持やリラックスしたり、仲間と一緒に楽しい食事をしたりします。

 入所後は3ヶ月ごとに入所継続か退所(自宅に戻る、もしくは老人ホームなどの長期入所のための施設に入る)かの検討がなされます。リハビリなどで元気になり自宅に戻れる方がおられる一方で、利用者や家族の事情により他の施設に入られる方もいらっしゃいます。利用者一人一人を全人的に診させていただき、利用者・家族とも相談しながら最適な方向を示させていただきます。また、入所中、病状の悪化などありましたらすぐ併設する田野病院で診療を受けることができます。

 我が国は超高齢社会に突入しており、多くの人が安心して老後を迎えるため、老健を含めた老人施設は今後ますます重要となってきます。宮崎大学医学部や医療系専門学校の学生さんなどの若い医療者に、介護や老人施設について知っていただくことは極めて重要で、このための教育も実践して行きたいと思います。

宮崎市介護老人保健施設「さざんか苑」
施設長 近藤千博

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