卒後研修・専門医研修・入局案内

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ここでは、膠原病感染症内科における研修カリキュラムや入局後の
キャリアアップについて簡単にご紹介します。

膠原病・感染症内科とは

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内科学講座免疫感染病態学分野が運営する宮崎大学附属病院膠原病・感染症内科は2006年8月に新設された診療科で、岡山昭彦教授の下、外来・入院診療、教育、研究を行っています。また、附属病院検査部、感染制御部も担当しています。

取り扱う疾患は、関節リウマチ、全身性エリテマトーデスをはじめとする膠原病、膠原病に伴う呼吸器疾患や日和見感染症を主体とした呼吸器疾患、HIV感染症、輸入・新興感染症、院内の各診療科で治療に難渋している感染症、不明熱など診断困難な症例などです。

2014年度の外来初診患者数は499名で、その内訳は膠原病277名、感染症107名、不明熱33名、呼吸器33名、その他49名でした。2014年度の入院患者数は195名で、その内訳は膠原病119名、感染症33名、呼吸器14名、その他29名でした。入院患者に対しては、木曜日に教授回診を行い、その後診療方針を決めるカンファレンスを行っています。

膠原病・感染症内科において研修を行う特徴は、この領域の専門的医療について学ぶことのみならず、多臓器疾患を取り扱うため全身をバランス良く診ることができる内科医としてのキャリア形成であり、多数の診療科にまたがった集学的診療の経験を積むことができることです。また、感染制御部や検査部も講座が担当しており、インフェクションコントロールや検査専門医への道も開かれています。

【膠原病感染症内科スタッフ】

≪教員≫

岡山(教 授) :感染症・膠原病
高城(准教授) :感染症・膠原病
梅北(准教授) :膠原病・感染症
宮内(病院講師):呼吸器・膠原病
松田(助 教) :感染症・呼吸器
川口(助 教) :呼吸器・感染症
仮屋(助 教) :膠原病
岩尾(助 教) :膠原病
≪医員≫ 5名
≪出向者≫ 6名

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初期 / 後期研修とキャリアパスについて

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担当していただく患者さんは、ひとりあたり平均2~3名であり、担当医(初期 / 後期研修医)ひとりにつき指導医2名の態勢で診療を行っています。様々な専門医の資格を持つ指導医のバックアップのもとで、膠原病、感染症、呼吸器疾患に関して深く勉強する時間を確保していただきたいという願いから、このような体制にしています。また地域医療を学び貢献する観点から、協力病院での診療にも積極的に参加しています。女性医師が育児も行いながら診療に復帰し、キャリア形成できる環境を整え、応援しています。
また、今後新しく始まる専門医制度に対応するための準備が現在着々と進行しています。
是非、一緒にがんばりましょう!

【取得できる専門医・認定医】

  • 認定内科医・認定内科専門医(日本内科学会)
  • リウマチ専門医(日本リウマチ学会)
  • 感染症専門医(日本感染症学会)
  • 呼吸器専門医(日本呼吸器学会)
  • 呼吸器内視鏡専門医(日本呼吸器内視鏡学会)
  • 臨床検査専門医(日本臨床検査医学会)
  • 抗菌化学療法認定医・指導医(日本化学療法学会)
  • 家庭医療専門医(日本プライマリ・ケア連合学会)
  • インフェクション・コントロール・ドクター(ICD)

【研修目標】

関節リウマチなどの膠原病、感染症、関連する呼吸器疾患などを対象として診療経験を積み、generalityとsubspecialityをバランス良く保持した『全身を診る』ことのできる内科医を目指します。さらに、自分が興味を持った領域について、最新の知見とより深い診療経験の体得に取り組み、上述の専門医・認定医の資格取得を目指します。

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【初期 / 後期研修医の臨床到達目標】

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全身を診ることのできる内科医としての知識、技術、態度を身につけることです。

  • 関節リウマチ、膠原病、膠原病類縁疾患、及び、合併症の診断、治療ができる。
  • 頻度の高い感染症についての診断、治療ができる。
  • 輸入感染症など稀な感染症について専門医と連携して適切な対応ができる。
  • 不明熱の原因検索と適切な対応ができる。
  • 院内感染対策についての一般的マネージメントができる。
  • 論文作成、専門学会での発表を行う。

下記の内容については、新内科専門医制度に対応するため必要な変更を適宜行います。

≪1-2年次初期研修内容≫

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  • 大学病院のローテーションの一環として行う。
  • コモンディジーズである関節リウマチを中心とした主要な膠原病の診療を行う。
  • 肺炎などの一般的感染症の診療を行う(学外を含む)。
  • 胸部X線の基本的な読影法を身につける。
  • 抗菌薬の使い方の基礎をマスターする。
  • 院内感染症の診療を行う。
  • 基本的な手技を身につける。
  • プレゼンテーションスキルを身に付ける。

≪3年次以降の専門研修内容≫

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  • より複雑な膠原病・感染症の経験を積む。
  • 院内感染症コンサルテーションを指導医と共に行う。
  • 関連した呼吸器疾患の診療経験を積む。
  • 専門領域の画像読影能力を習得する。
  • 気管支鏡や人工呼吸器管理に精通するなど技術的な面を習得する。
  • 免疫抑制剤(ステロイド等)や抗菌薬の使用方法に精通し、副作用に対処できる。
  • 関連病院において、特に頻度の高い感染症やリウマチなどを含むコモンディジーズの経験を積む。
  • 急変に対応できるようにする。
  • EBMに基づく臨床判断ができるように、文献を読む。
  • 問題意識を持ち、自ら学会報告を行えるように能力を磨く。
  • 専門医試験受験の準備を行う。
  • 希望者は大学院に進学する。

【大学院・学位取得】

希望者は大学院に入学し、学位(医学博士号)取得をめざすことができます。主なテーマは、感染症、膠原病などの自己免疫疾患の基礎的臨床的研究です。現在、大学院には、修士課程に1名、博士課程に2名が在籍しています。

【講座の研究内容】

膠原病感染症内科では、基礎医学と臨床医学の架け橋になるような研究を進めています。

詳細は「研究紹介」の各ページへ

基礎研究(リンク

主なリウマチ・膠原病研究】

  1. 治療抵抗性関節リウマチ(RA)とHTLV-1感染
  2. Long noncoding RNAによるT細胞の活性化調節機構の解明
  3. 関節リウマチ(RA)における免疫調節因子としてのラクトフェリン(LTF)の機能解析
  4. 炎症性肺疾患におけるマイクロパーティクル(MPs)の解析

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【主な感染症研究】

  1. HTLV-1欠損プロウイルスの解析
  2. 鑑別困難な感染症に対する新規診断法の開発
  3. SFTS診断法の検討
臨床研究リンク

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  1. 膠原病一般の臨床研究
  2. HTLV-1感染と炎症性疾患の研究
  3. ATL発症高危険群の同定と発症予防法開発を目指す研究
  4. 全身性エリテマトーデスの病因解明の研究
  5. 重症熱性血小板減少症候群ウイルス(SFTSv)についての臨床的な基礎研究

【膠原病感染症内科の今後10年の目標】

  1. 絶対的に足りないリウマチ専門医、感染症専門医を養成し、県北・県央・県南・県西部をカバーするネットワークを構築します。
  2. 宮崎県の感染症・リウマチ診療全般のレベルを向上させ、地域と協力したネットワークを構築します。グローバル化する新興感染症に対しても対応できるシステムを作ります。
  3. 膠原病・感染症領域の研究を発展させて、宮崎ならではのユニークな研究を世界に発信します。
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