食習慣に着目した生活習慣病の発症機構に関する研究
過食、偏食、早食いなどの食習慣を継続していると健康を害することは、古くから言われています。しかし、なぜ健康を害するのかについての全容は明らかにされていません。 当研究室では、栄養バランスの取れた食餌を水で軟らかくしラットに与えると、耐糖能異常やインスリン抵抗性、内臓脂肪型肥満といった生活習慣病を発症することを明らかにしてきました。咀嚼することによる脳への情報伝達、唾液分泌の担う役割、消化管からの糖質吸収とインスリン産生細胞の過形成との関連性など、軟らかい食餌の招く生活習慣病の発症機構を、in vivoおよびin vitroの実験を通じて解明していきます。

関連業績(論文一覧) | 参考文献:66, 60, 59 |
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