第51回組織細胞化学講習会

技術講習会 参加者へのお知らせ

技術講習会(Wet Lab)は、2026年8月10日(月) 9:30~16:00で行われます。但し、各コースにより開始および終了時間は異なります。
【Dコース】および【Jコース】は、午前・午後の2部制で実施いたします。定員は各回8名(午前8名、午後8名)となっております。
準備が必要となる持ち物や注意事項がある場合は、該当コースのみに事前に連絡しています。

Wet Lab

【Aコース】(定員:12名)
初学者のための酵素抗体法を用いた免疫組織化学


藤原 研 先生(神奈川大学理学部理学科生物分野)


酵素抗体法は、組織切片上で標的タンパク質の局在を検出するために広く用いられる。本コースでは、免疫組織化学をこれから始める研究者を対象に、酵素ポリマー法を用いた基本手技の講習を行う。

【Bコース】(定員:15名)
蛍光抗体間接法による多重染色


松崎 利行 先生(群馬大学大学院医学系研究科生体構造学分野)


本コースでは、講習会で解説する蛍光抗体法に基づいて実習を行います。パラフィン切片を用いて、抗原賦活化から始め、蛍光抗体間接法による多重染色を実施します。手技自体は複雑ではありませんが、細かな工夫点を説明したり、受講者からの質問等にお答えしたりしながら進めたいと思います。初心者にはとくにおすすめですが、経験者にも役立つ内容だと思います。

【Cコース】(定員:16名)
In situ hybridization法


菱川 善隆 先生(宮崎大学医学部解剖学講座組織細胞化学分野)


In situ hybridization(ISH)法は、組織切片上で特定の遺伝子発現状態とその局在について可視化する方法論です。本コースでは、講習会で開設するISH法に基づいて実習を行います。具体的にはマウスのパラフィン包埋切片を用いて、細胞内に豊富に存在する28S rRNAに相補的な合成オリゴDNAプローブを利用してISH法の基本的な技術を習得していただきます。

【Dコース】(定員:16名)
超解像顕微鏡の基礎と応用


株式会社エビデント


超解像顕微鏡は、回折限界を超えた高分解能観察を可能にし、細胞内構造や分子局在の詳細な可視化を実現します。本コースでは、講習会で解説する超解像顕微鏡の基礎理論に基づき、EVIDENTのSpinSR10を用いた実機デモを行います。初めて超解像観察に取り組む研究者の方はもちろん、既にご経験のある方にも有用な内容を目指します。

【Eコース】(定員:16名)
実習で学ぶ標本品質と染色技術―多重染色の基礎と実践―


柳田 絵美衣 先生(群馬パース大学医療技術学部検査技術学科)


酵素抗体法を用いた免疫多重染色ならびに免疫染色+特殊染色の実習を通して、免疫染色などで生じやすいトラブルの原因と対処法を学ぶとともに、固定条件および工程ごとの条件の違いが標本品質や染色性に与える影響について理解を深め、実務に直結する知識と技術の習得を目指す。

【Fコース】(定員:15名)
シンプルで高感度 実践で学ぶ蛍光in situ HCR法


恒岡 洋右 先生(東邦大学医学部), ネッパジーン株式会社


in situ Hybridization chain reaction (HCR) 法は、ヘアピン構造を持った核酸の自己触媒的な重合伸長反応を利用して組織試料中のmRNAを可視化する手法です。本コースでは、染色手順の解説や原理・応用のご紹介と共に、in situ HCRの染色実習を実施します。

【Gコース】(定員:10名)
Aivia×LMD×川本法;マルチオミクス解析に向けた高精度サンプリング

ライカ マイクロシステムズ株式会社


世界的に評価される川本法で作製した高品質凍結切片を用い、Aiviaで抽出したROIをLMDで正確に回収する実習を行います。空間プロテオミクス解析にも適した切片を使い、AI×LMDワークフローを体系的に学べる貴重なハンズオンコースです。

【Hコース】(定員:12名)
基礎から学ぶ遺伝子解析手法:PCR試薬調製やピペット操作における注意点とトラブルシュートまで

サーモフィッシャーサイエンティフィック ライフテクノロジーズジャパン株式会社


今回のWetラボではPCR手技の習熟を目的に、PCR試薬の調製からアガロースゲル電気泳動での増幅バンド検出までを実施する。マイクロピペット操作や汚染事故防止の要点を学び、反応の待ち時間には具体的なトラブルシュートを解説し、再現性の高いPCR実施と適切な結果判断力の向上を図る基礎的遺伝子解析実習を行う。

【Iコース】(定員:10名)
細胞や組織を染色・蛍光標識なしで 3Dで観察できるホロトモグラフィー顕微鏡観察

株式会社新興精機


ホロトモグラフィー観察法は、蛍光や染色に頼らず、非標識・非侵襲的に組織内部の三次元構造及び密度分布をそのまま可視化する観察法です。本コースでは、ホロトモグラフィー顕微鏡によるラベルフリー組織イメージングに焦点を当て、基本的な原理の紹介後、実機を用いたイメージングを体験していただきます。
※お持ちいただいたサンプル撮影の時間も設けさせていただきます。

【Jコース】(定員:16名)
ライブセルイメージングの基礎~試薬の活用事例について


ニコン株式会社


ライブセルイメージングを目指す方向けに、顕微鏡の各種顕鏡方法や最新のイメージングソリューションの紹介と、蛍光試薬の活用事例について、具体例を示しながら解説を行っていきます。