準超薄切片作製法
Semi-thin sectioning
トリミングが終了した試料をミクロトームのホルダーにセットした後、ホルダーとガラスナイフの向きや角度、距離を調整して、試料の切り出し面をガラスナイフのエッジに合わせます(=面合わせ)。
試料ホルダーを回転
ガラスナイフの角度調整
試料ホルダーの首振り角度調整
面合わせが終了した後、まずは試料の切り出し面をきれいな平面に整えるための粗削りを行います。
次にガラスナイフの位置を変え、ミクロトームの操作パネルで切り出されてくる切片の厚さを調整します。薄切された切片をピンセットでつまみ取る都合上、準超薄切片の厚さは「1.5 〜 2.0 µm」に設定することをお奨めします。
薄切された切片をピンセットでつまみ取り、予めスライドガラス上に載せた水滴に切片を浮かせます。
スライドガラス(プレクリン水切放)
100℃前後に熱したホットプレート上にスライドガラスの一部を載せ、水滴を蒸発させます(素手でも取り扱えるように、スライドガラスの約1/3はホットプレート外に出しておきます)。この過程で切片は伸展しながらスライドガラスに密着します。
水滴が蒸発した後、トルイジンブルー染色を施して試料を観察します。