解剖の種類と献体
    解剖には、大きく分けて次の3種類があります。

     ① 正常解剖・・・人体の構造を調べるための解剖
     ② 病理解剖・・・死後に病変を調べるための解剖
     ③ 法医解剖・・・変死体の死因を調べるための解剖

 献体に直接関係があるのは①の正常解剖で、医学・歯学教育の基礎といわれ、医学教育の最初にまず履修する「解剖学実習」がこれにあたります。

 死後、病院で行われる病理解剖とは違い、正常解剖は医学・歯学系大学の解剖学実習室で行われます。

 良い医師、歯科医師を育てるためには、全身の構造を学ぶ「解剖学」の教育を充実させることが必要不可欠です。