留学生謝辞


 平成9年10月、私は飛行機に乗って初めて外国旅行にでかけました。私は日本にやってきたのです。私は日本について何も知りませんでした。日本では、道を歩いていると、きれいな着物を着た人たちに出会ったり、また全てのものが機械化されているのではないかと思っていました。もちろん宮崎についても想像の余地がなく、とてもとても小さい町に行くんだと思っていました。しかし、私は勉強のために行くんだから町の大きさなんて、関係ないんだと自分に言い聞かせました。抱いていたイメージと実際に見るものとは、違うんだと、私は、日本に到着してわかりました。
 宮崎医科大学で私は研究生として生活を始めました。そして大学院博士課程に入りました。生理学第二講座で勉強を始めて以来とても有意義な時間を過ごすことができました。なぜなら、生理学第二講座の人たちはとても親切に、私の面倒を見てくれました。もし私が何か困ったときには、誰もが私を助けてくれることを知り、例えば、一年間たって宮崎大学の寮から出る時、アパート探しや、手続きを色々と手伝ってもらいました。
 研究はとても面白く、仕事として、こんなに楽しくできるものは私にとって初めてのことでした。日本で、私は多くのすばらしい日本人の人達に出会えただけではなく、世界各地からの人達に出会いました。この経験は、私の価値観を広く世界中に向けることになりました。
 私はこの機会に、文部科学省、宮崎医科大学、生理学第二講座の皆様、そして私の指導教官丸山眞杉教授にこころから感謝いたします。私にすばらしい機会と忘れることのない経験を与えてくれました。どうもありがとうございました。宮崎での生活の思い出を、私は一生忘れることはないでしょう。


                             平成15年3月20日

                                       留学生代表 ウィルカー リベイロ フィーリョ

目 次  次へ進む  前へ戻る