研究室紹介

 私たちの身体の中では、受容体にリガンドが作用することによって多くの生命現象が営まれています。しかし、受容体に対してリガンドが不明な受容体(以後オーファン受容体と呼びます)が数多く存在しています。このことは、私たちの身体の中にはまだ未知のリガンドが数多く存在することを意味します。リガンドの中でも生理活性ペプチドは、重要な生命現象を担う物が多く、現在、生命現象の解明のみならず、創薬のターゲットとして重要視されています。しかし近年、ホ乳類でのオーファン受容体に対する新規生理活性ペプチドの発見は減少しています。この状況を打破すべく、私たちさまざまな手法を開発し、新規生理活性ペプチドの発見につなげようと研究を行っています。また、対象はホ乳類のみならず、モデル生物として有用なショウジョウバエ、線虫から、様々な動物種、最近では植物にまでターゲットを広げています。宮崎大学が得意とする生理活性ペプチドの探索研究で一緒に夢を見てみませんか?