研究内容

研究内容及び今後の展開

我々の教室ではいくつかのプロジェクトが進行しています。以下にその内容をお示しいたします。

1. 分子疫学を駆使した生活習慣病の予防法の確立

それぞれの個人には個性ともいえる遺伝子変異が潜んでいます。この変異によって生活習慣病へのリスクが個人によって異なってきます。つまり、人は生まれながらにして、生活習慣病へのかかりやすさに違いがあるということです。この事実を生活習慣病の保健指導に応用できないか研究しています。

2. 鉱物油の免疫学的影響

鉱物油、つまり、石油から作られた油は、今まで安全と考えられていましたが、我々の研究で実は生体に影響を及ぼすことが分かりました。鉱物油をマウスに投与すると、全身性エリテマトーデス様の自己抗体を誘導することを我々が最初に発見しました。鉱物油は我々の生活の色々な場面で使われています。それらの危険性について現在も検討を続けています。