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8月 21

術中モニタリング

当院では外科領域において術中モニタリングを行っています。

術中モニタリングは手術による運動麻痺などの後遺症の発生を最小限に抑え、安全に手術を施術するために行われています。

術中モニタリングが可能な脳機能としては運動、体性感覚、視覚、聴覚がありますが、当院では主に運動と体性感覚を司るMEP、SEPのモニタリングを行っています。

MEP(motor-evoked potential)とは運動誘発電位のことで脳の運動野を電極で刺激し、末梢に生じる筋電図をモニタリングすることで運動神経機能の評価をすることができます。

SEP(somatosensory evoked potentia)とは体性感覚誘発電位のことで、手足の特定の部位に刺激を加えた際に生じる電気信号を頭皮や脳表の感覚中枢で観測することで感覚神経の機能をモニターすることができます。

臨床工学技士はこうした術中モニタリングに対して機器の準備や電極の装着、術中の機器操作等を行い、安全かつ確実に手術が行えるようにサポートしています。