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10月 08

血液浄化部業務

血液浄化療法部業務

血液浄化療法部では、血液透析やアフェレーシス治療(血漿交換、血漿吸着など)施行時の機器操作および患者管理を中心に、監視装置や水処理装置等の周辺機器の保守管理を行なっています。

(1) 血液透析業務

・当院の血液浄化療法部は原則として外来透析を受け入れておらず、慢性腎不全患者の導入、手術目的で当院へ転院してくる患者等へ対しての治療を行なっています。

臨床工学技士は、血液回路のセッティングやプライミング、透析液および周辺機器の操作、施行中の患者管理を行なっています。

 

 

(2) アフェレーシス業務

・膠原病や神経疾患患者に対する血漿交換や血漿吸着および二重濾過血漿分離、潰瘍性大腸炎やクローン病に対する白血球除去療法や顆粒球除去療法、難治性腹水の対する腹水再濃縮静注法などを行なっています。

 

 

(3) ME機器保守管理業務

・血液透析には、治療の監視装置と透析液を絶えず供給するための逆浸透水処理装置が不可欠です。副作用の少ない透析療法の遂行のためには、水質管理が合併症の発現・予防に重要な関連性を持っており、水処理装置の保守管理や水質管理は血液透析を行なうための重要な業務です。そのため水処理装置のフィルター交換や微粒子除去フィルターの交換、エンドトキシンや生菌検査を定期的に行なっています。また、透析監視装置の日常・定期点検はもちろん、異常作動時の一時診断と修理を行なっています。