バイオメディカル電顕リサーチサイト  BioMedical EM Research Site

CLEM観察法
Correlative Light and Electron Microscopy

宮崎大学医学部解剖学講座 超微形態科学分野
Department of Anatomy, Ultrastructural Cell Biology
Faculty of Medicine, University of Miyazaki



ウラン・鉛染色法
Heavy metal staining



 透過型電子顕微鏡観察を前に、超薄切片のコントラストを増強するためウラン・鉛染色を施します。

 はじめに、グリッドを専用の染色ツールに挿入します(一度にグリッド25枚の染色が可能)。





 染色用容器に2%酢酸ウラン染色液を適量、流し入れて3分間染色します。



 3分経過後、グリッドを収めた染色ツールごと70%メタノール、50%メタノール、30%メタノールで1分間ずつ洗浄した後、蒸留水で3回(各1分間)洗浄します。

 ※ 2%酢酸ウラン染色液は再利用が可能であり、廃棄せずに元の容器へ戻します。

 次にレイノルド鉛染色液を適量、流し入れて3分間染色します。




3分経過後、グリッドを収めた染色ツールごと蒸留水で5回(各1分間)洗浄し、ツールに付着した水滴をキムワイプで吸い取った後、グリッドを専用ケースに戻して観察へ移ります(染色済のグリッド枠はペンでマークしておきます)。




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