走査型電子顕微鏡観察・撮影法
Scanning Electron Microscopy
(使用機器:日立ハイテクノロジーズ社製 走査型電子顕微鏡 S-4800)
まずは試料を載せた試料台を試料ホルダーにセットし、規定の高さに合わせます。
試料ホルダーを所定のバーに取り付け、予備排気室に収納します。
予備排気室が真空状態になったサインが点灯した後、電子顕微鏡本体との連絡口を開放し、試料を挿入します。
操作画面はアイコンで分かりやすく表示されます。
観察条件や試料台のサイズを設定し、加速電圧をONにします。
設定した加速電圧に到達すると画面上に試料が映し出されます。
トラックボールで観察視野を移動させ、倍率(MAGNIFICATION)や照度(BRIGHTNESS)、焦点(FOCUS)を調整しながら最適な視野をフレームに捉えます。
さらにオートフォーカスや明るさ・コントラスト自動調整機能を利用しながら撮影条件を最適化し、撮像ボタンをクリックすると撮影完了です。
保存された画像は指定のフォルダに収録されるので、電子媒体に記録して持ち帰り、研究室のPCで保管することが出来ます。