4 附 属 病 院 の 設 備

【過去5年間の概況】
 宮崎医科大学医学部附属病院における概算要求については、 宮崎医科大学医学部附属病院予算委員会規程第2条に基づき、 病院長の諮問に応じ審議している。
 概算要求 (大型設備関係) については、 例年10月上旬に各診療科、 中央診療施設等に対し要求事項の照会を行い、 翌年の1月ないし2月頃に学長、 副学長による 「学内ヒアリング」 を実施している。 ここでの議論を踏まえて予算委員会において検討し、 診療の充実を図る上で、 重要性、 緊急性、 共同利用の観点から厳選し、 順位を附し、 概算要求案を作成している。 その後、 病院運営審議会の議を経て概算要求書の作成を行っている。
 なお、 「学内ヒアリング」 は、 平成11年度概算要求から実施している。

概算要求事項の措置状況  
 平成7年度; 患者監視装置、 高圧蒸気滅菌装置、 血液用放射線照射システム、 自動原体照射システム、 磁気共鳴断層撮影装置
 平成8年度; 心臓超音波診断装置、 内視鏡下手術支援システム、 走査型レーザー検眼鏡尿自動総合検査システム
 平成9年度; 超高速X線コンピューター断層撮影装置、 ルビーレーザー治療装置、 筋力運動解析装置
 平成10年度; 手術支援システム、 冠状動脈疾患診断システム、 自動注射薬払出システム
 平成11年度; 血管X線造影撮影システム、 洗浄・滅菌システム
【点検・評価】
 概算要求項目 (大型設備関係) は、 上記のとおり予算措置がなされてはいるが、 最近の医療の加速度的進歩の中で大学病院として求められる高度な医療、 より質の高い診療活動を行ううえで十分に満足できるものではない。
【今後の改善方策、 将来構想、 展望等】
 概算要求については、 今後も引き続き 「学内ヒアリング」 を実施し、 精選して要求していく必要がある。
 また、 新規施策についても高度な医療の推進に真に貢献するものか否か、 後年度において過度の財政負担が生じないか等、 予算委員会でその重要性・緊急性・共同利用等の観点から、 さらに厳しい精査を行っていく必要がある。
 なお、 平成12年度の概算要求では、 血液検査自動化システム、 エキシマレーザー角膜手術システム、 新生児集中管理治療システム、 心機能解析データ処理装置、 デジタル乳房X線撮影装置、 ウロダイナミックシステムを要求しているところである。

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