1 医学部の管理運営

(5) 参与会
【過去5年間の概況】
 本学には、 開学当初から、 国立学校設置法施行規則第29条の5の趣旨に則り、 大学の運営に関し学外の有識者の意見を求める機関として、 「参与」 が置かれている。
 年1回の参与会を始め、 機会あるごとに大学の現状、 大学を取り巻く社会情勢を説明し、 理解を求めるとともに、 指導及び助言を仰いでいる。

【点検・評価】(取組・成果・課題・反省・問題点)
 参与の会は、 本学の発展、 本学と地域との連携に大きな貢献を果たしてきた。
 本学の理念・目標の一つでもある地域に根ざした大学を目指す意味から、 その構成員は、 県内の有識者 (県知事、 宮崎大学長、 県医師会長、 県立宮崎病院長、 宮崎銀行頭取、 宮崎交通 (株) 取締役社長 (平成11年度)) を委嘱し、 指導及び助言を仰いできた。
 参与の会は、 規程にあるように 「学外の有識者の意見を求める機関」 で、 会の内容も大学の現状説明とそれに対する意見の聴取が中心であり、 審議機関としての機能がない。

【今後の改善方策、 将来構想、 展望等】
 平成12年4月には、 国立学校設置法及び国立大学設置法施行規則が一部改正されることになっており、 その中で参与が廃止され、 新たに 「運営諮問会議」 が置かれる。
 本学では、 平成12年2月16日の教授会において 「宮崎医科大学運営諮問会議規程」 を制定し、 教育界、 政財界、 医療界、 法曹界から10名の委員を委嘱することとした。
 この 「運営諮問会議」 は、 従前の 「参与の会」 とは異なり、 「学長の諮問に応じて審議し、 及び学長に対して助言又は勧告を行う。」 とされており、 大所高所から助言をいただけるものと期待し、 その助言を大学運営に活用し、 反映できる組織作りが必要である。

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