感染部門 【過去5年間の実績等】 1. 部門の特色等
研究用機器として以下の機器の購入を行った。
利用講座及び利用者数については以下の通りであり、 年間50名以上が利用している。
【点検評価】 (取組・成果 (達成度) ・課題・反省・問題点) 病原体を扱うための施設として設営されている関係上、 利用者のバイオハザードに対する意識向上に取り組んできた。 部門技官は基本的なバイオセーフティ技術を修得するために、 バイオメディカルサイエンス研究会主催のバイオセーフティ技術講習基礎コース 『病原体等安全管理技術者養成講座』 を受講している。 現時点まで、 当部門において感染事故は報告されていない。 しかし、 基本的なバイオハザード対策については利用者個人の実技・判断に依らざるをえない。 今後は利用者一人一人が病原体等の安全管理をより一層徹底できるように対応したい。 【今後の改善方策、 将来構想、 展望等】 近年、 核酸診断技術の進歩により、 感染性を無くした状態での病原微生物等の診断・解析が可能となった。 しかしながら、 薬剤耐性病原体の出現、 新興・再興感染症への対応等を考慮すれば、 当部門の存在意義は極めて大きい。 そのためには、 バイオハザードに対する高度な知識をもった専任技官は不可欠であり、 また、 当部門の占用面積の広さ、 機械・器具や利用者の数を考え合わせれば、 専任技官の定員を増員することが望ましい。 現在、 病原体等の取り扱いについての法令等による規制はないが、 当部門では国立感染症研究所の規定に準じた安全取り扱いを徹底させており、 今後とも事故防止に努めたい。 |