組織培養部門 【過去5年間の実績等】 1. 部門の特色等
特殊実験機器としては、 共焦点レーザー走査型顕微鏡、 連続大量細胞培養装置、 細胞内カルシウム測定装置、 真空凍結乾燥機などがあり、 利用されている。 とくに過去5年間で設置されたものは、
3. 利用実績 (利用講座、 利用者数、 利用時間等) 過去5年間の利用実績は、 以下の通りである。
【点検評価】 (取組・成果 (達成度) ・課題・反省・問題点) これまで、 学内研究者による当研究部門で培養、 樹立されたヒトがん培養細胞株が凍結保存されている。 その幾つかは、 細胞株樹立論文から国内外の研究者の知るところとなり、 細胞株譲渡の依頼に応えて無償で譲渡してきた。 すでにこれらの譲渡した細胞を用いた研究論文も発表されており、 その貢献度は評価に値する。 しかし、 当初より配置されている1名の専属技官だけでは、 研究部門の統括管理だけで手一杯であり、 到底研究者の培養実験のための培地調整や培養器具の調達・滅菌準備は不可能な状態である。 またジェネティクアナライザーなど高度精密な機器の運用では、 専属オペレイターが配置されていないため、 各研究者自身が操作使用することによる故障などの障害が避けがたく、 しばしば研究遂行に支障を来している。 従って、 研究部門としての利用者側からの評価は、 決して良くないことは想像に難くない。 【今後の改善方策、 将来構想、 展望等】 いずれも予算と技官の増額、 増員によるところが大きく、 現状では不可能に近い。 従って、 培養実験機器及び試薬、 実験補助者の調達は、 これまで以上に各研究者が負担することになる。 少なくも利用頻度の高い培養細胞株の保有数を増加し、 各研究者の需要に即応できるようにしたい。 |