電気生理部門 【過去5年間の実績等】 1. 部門の特色等
当部門に設置されている主な大型機器設備としては 「多次元情報実時間処理装置」、 「静止像用サーモグラフィー」、 「リアルタイムサーモグラフィー」 などである。
3. 利用実績 (利用講座・利用者数) (カッコ内は学生利用者数)
【点検評価】 (取組・成果 (達成度) ・課題・反省・問題点) 当部門の特殊性のため利用講座数は比較的限定されている。 しかし最近研究者人口が増加している in vitro 実験用のスペースの確保が重要である。 なお平成7-9年度、 生理学学生実習において 「サーモグラフィー」 を用いて 「体温調節」 に関する実習を当部門内で行った。 実験の利用機器は原則として各利用者が講座等から持ちこんだものを利用するようにしているが、 出来れば部門として基本的な測定機械を常備できるような方向に持ってゆきたい。 そうすればより研究者人口の増加も期待できる。 少しでも利用者の負担軽減策として、 年度末に利用者にアンケートを実施し、 共有できる希望機械類 (冷蔵庫、 脳スライス作成装置、 冷却装置や電極作成装置など) を選定し、 部門に備えた。 しかし、 予算に限りがあり、 購入希望をすべて満たしてはいない。 今後より広く多くの研究者が利用できるような設備、 スペース、 システムの構築がのぞまれる。 【今後の改善方策、 将来構想、 展望等】 現在の部門内の配置並びに機器類の見直しが必要となってくるであろう。 例えば、 現在は比較的利用が少ないが、 今後ヒトを対象とした基礎・臨床研究が重要視されてくるものと思われるので、 それに対応したスペースの確保が必要である。 また近年技術開発が目覚しい非侵襲的な生体機能測定機械の整備も必要である。 工作室に備えている機械類がいずれも老朽化し、 また操作が煩雑であるため早期に更新する必要がある。 定員削減との兼ね合いで非常にその実現は困難であるが、 実験用器具の作成には専門技術職員の配備が望まれる。 当部門のみならず実験実習機器センター全体としての組織の見直しの時期であり、 長期的視点で検討することが必要である。 単なる機器の管理のみならず積極的に研究支援・指導に深く関わるためには専門性を備えた教務・技術職員の増員と適切な配置が強く望まれる。 |