電子顕微鏡部門 【過去5年間の実績等】 1. 部門の特色等
【点検評価】 (取組・成果 (達成度) ・課題・反省・問題点) 電子顕微鏡の使用に際しては毎年6月に透過型電子顕微鏡および走査型電子顕微鏡の取扱いの為の講習会を開いて、 受講者に使用許可を与えている。 そのほかの機器の取扱いに関しては電子顕微鏡部門の後藤嘉輝技官が取扱説明を行っている。 本部門には電子顕微鏡関連の機器はもちろん、 スライド作製装置、 デジタルプリンターも設置されたことから学会発表、 論文作製あるいは授業用の教材作製にも頻繁に利用されている。 一方、 大型機器の経年による老朽化、 故障も生じるようになってきており、 なかでも走査型電子顕微鏡は更新する時期に来ている。 また平成5年に導入した共焦点走査型レーザー顕微鏡 (組織培養部門に設置) はその後コンピューターの飛躍的な開発が進み、 時代遅れとなっていることも指摘しておきたい。 幸いにも後藤嘉輝技官が本部門の研究機器の保守点検を日常的に行っているので、 これまでのところ利用の際に大きな支障をきたすことがなく研究支援体制ができていると思われる。 【今後の改善方策、 将来構想、 展望等】 一連の研究の流れから電子顕微鏡を使った研究が全国的にも減少傾向にあることは否定できないが、 試料作製技術 (凍結技法など) の開発とともに、 形態科学の重要性は変わるものではない。 今後は研究の多様化、 高度化に対応できる機器の整備充実、 研究支援体制の確立に努力していく必要がある。 |