2 大  学  院

(3) カリキュラムの編成
【過去5年間の概況】
 本学大学院は昭和55年4月に、 細胞・器官系、 生体制御系、 生体防衛機構系、 環境生態系の4専攻16部門で開学し現在に至っている。 その間、 平成3年、 平成6年、 平成10年にカリキュラム改正を行っている。 平成10年に行ったカリキュラム改正においては、 急激に進歩している医療情報及び遺伝子関係に対応するため、 医療情報学部門と生体情報学部門を新設し、 それぞれの部門の中に授業担当教官の専門性に対応した授業科目を新設し、 多様化する社会的要請と急速に高度化する現代医学に柔軟に応えることができる内容となっている。
 また、 大学院シラバスを平成12年に新しく作成し、 12年度入学生へ配布し、 大学院生が授業科目を選定する際の資料として活用している。

【点検・評価】 (取組・成果・課題・反省・問題点)
 本学大学院の教育・研究についての理念・目標は、 学則第2条に定められており、 この基本的理念を追究・実行するためのカリキュラム編成でなければならない。 その意味からすると、 過去、 数回にわたり、 見直しを行い、 実行してきたことは、 評価できるものである。
 また、 平成10年からのカリキュラム改正に併せて、 専攻名、 部門名、 授業科目名の英文名を作成し、 外国人留学生に周知しており、 好評を得ている。
 さらに、 大学院シラバスは、 英文併記となっており、 外国人留学生へカリキュラム及び授業内容を周知する上で、 有効に活用している。

【今後の改善方策、 将来構想、 展望等】
 本学大学院は、 平成10年4月に改正を行ったカリキュラムで授業を行っているが、 21世紀を迎えるにあたり必要とされる医学専門分野を体系的に理解させるため、 授業科目の見直しを、 現在大学院小委員会で、 平成13年度からの改正に向け検討している。
 なお、 社会人特別選抜、 昼夜開講制等の入試改革に併せたカリキュラム改正の必要性も含めて、 社会の要請に対応できる魅力あるカリキュラムを常に探究する姿勢が求められている。
 また、 大学院シラバスについては、 記載内容の標準化、 統一化を図り、 内容の充実に一層努める必要がある。

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